花鳥風月記

流れる水に文字を書く

2009-04-10から1日間の記事一覧

日本国憲法百景 (98)

四季 桜が咲き、もう散ろうとしている。 汗ばむ陽気の昼を過ごしたあとは、 少しむせ返るような湿気を伴った夜になる。 少し前まで、鼻腔を冷たく・乾いた風が衝き抜け ――それが「冬の匂い」でもあるのだが、 今や草木の発する、湿った空気を吸い込む。 ――そ…