花鳥風月記

流れる水に文字を書く

2010-03-01から1ヶ月間の記事一覧

愚短想(195) 「西郷さん」の謎

西郷隆盛といえば、上野の像が有名。 教科書にも、太い眉にどんぐり目玉、そしてずんぐりとした体躯をイメージする。 しかし、あれは、親戚をモチーフに想像して描かれたものらしい。 そういえば源頼朝の肖像画もそんな話を聞いたことがある。 しかし、その…

日本国憲法百景・再び (19)

自由は、これを侵してはならない!!!! 三寒四温とはよく言ったもので、 ここ何日は、肌寒い日々が続く。 暖房器具やコートなど「延長戦」を強いられている。 それでも、ぽかぽか陽気を機に、草木の成長が甚だしい。 桜の蕾(つぼみ)もパンパンに膨らんでい…

愚短想 番外編 辛来飯@銀座ニューキャッスル

東京駅から銀座までの道すがら、 大のオッサンが店先でうずくまっている。 ひょいと覗いたら、ややでっぷりしたネコをあやしていた。 店を見上げると「辛来飯」と書いてあったので、中華かな?と 思いながら、その場を後にした。 映画を観終わって、気になっ…

愚短想 番外編 シリーズ開幕

プロ野球が開幕したが、個人的には、もう一つのシリーズが開幕した。 手始めに東京~有楽町のアンテナショップのものから。 交通会館ビルにある、「どさんこプラザ」はあまりにも有名だが、 そこで夕張メロンソフトクリームをバニラとのミックスで。 バニラ…

時をかける少女

銀座のシネスイッチにて。 昔、原田知世の映画を観た。1983年の作品だから、 中学生か、恐らくは高校に上がってから観たんじゃないかと思う。 大林宣彦監督の「尾道三部作」が好きな同級生がいて、 彼らに連れられたか、どうだか…。内容もあまり覚えていない…

愚短想 番外編 アフタヌーンとビスコッティ バインミー@高田馬場

仕事の合間の休憩は、忙しい時は、昔で言う「かっこみ」となってしまう。 外で食べる時間も惜しむとき、今年はマックやコンビニだけではなく、 バインミーが出来たのが、幸いだった。 今回は、ミニバインミー2個。海老の入荷待ち、とのことで、 アボガドチ…

愚短想 番外編 和豚もちぶた専門店 だるま@西葛西

越後のもちぶたを扱っている専門店、とのこと。 場所は、かつて骨董(ガラクタ?)喫茶店のあった場所。 HPには2008年1月開店、とのことで、実に2年間も気付かなかった…。 入口のショーケースにあった「スペシャルかつ丼」 コの字型にカウンターが並ぶ。牛丼…

愚短想 番外編 葛西ホルモン亭@中葛西

最近は、「浜焼き」と「ホルモン」がブームらしい。 西葛西にも、TVで紹介された浜焼き居酒屋のほか、 その近くには、ホルモン鍋・ホルモン焼きで集めてそうな店があった。 今回は、そこを尻目に、父親がオススメするホルモン焼き屋に行ってみた。 第一印象…

日本国憲法百景・再び (18)

奴隷的拘束? 言葉のリアリティが薄くなってしまうものがある。 例えば、大学生になって、はじめて経済原論を学んだ時。 当時の原論は二種類あって、ひとつはマルクス経済学だった。 『資本論』を土台にした入門書による講義は、大教室の中の 少人数授業にこ…

愚短想 番外編 絶品ダブルチーズバーガー@ロッテリア

ファストフード業界も、様々なニッチの模索を続けている。 ロッテリアはそういった意味では、価格以上に商品開発に その比較優位を見出している、という感じがする。 西葛西駅前に古くからあるが、殆ど入ったことがない。 ので、入ってみる。 店内改装をして…

愚短想 番外編 痛恨の落球 ばんから@高田馬場

ラーメン二郎の後にできた店。ほぼ居抜きで使っている。 看板を渋谷でも見かけたので、チェーン店舗なのだろう。 それにしても、看板が大きすぎ。かえって安っぽくなる。 かつて二郎で食べた後、腰痛に苦しんだのは、 あの狭く・苦しいカウンターだったが、…

愚短想 番外編 くじら軒@東京駅地下街

東京駅は、昨年から出来たラーメンストリートが客を集めているが、 当然、その他にもラーメン屋はある。 おそらくは、そこが出来る前までは繁盛を誇っていたであろう店に行く。 といっても、地下街のどん詰まりに位置する。 これはラーメンストリートでも思…

日本国憲法百景・再び (17)

その賠償を求めることができる! 先日、所ジョージの番組(確か「笑ってコラえて」だったか)で、 1996年5月3日賞なるもので、ベアテ・シロタ・ゴードンさんが紹介されていた。 ………………………………………………………………………………………………………… 【日本列島 ちょっと昔の旅スペシャル…

愚短想(194) 閉店の風景

年度終わりの3月には、閉店を知らせる店舗が所々見られる。 ここ最近は、いままで馴染みのあった店もいくつか見られた。 今日は実に4店舗見つかった。 最初の3店舗は、銀座駅地下。階段下りてすぐの寿司屋とカレー屋、 そして並びの本屋。 寿司屋は、昭和…

愚短想 番外編 ヴァイスブルスト@新宿駅ベルク

新宿で映画を観る前の腹ごしらえに、入る。 相変わらず、賑わっていたが、販売カウンター前の 禁煙テーブルになんとか落ち着く。 先ずは、ホットドックブランチ、525円。 やはり、ソーセージが美味い。本を読みながら、と思いつつも、 食う方に意識が集中す…

愚短想 番外編 ホミル@中野 薬師アイロード

papabubbleに行った後に遭遇。 最初は韓国の物産品を扱う店かとおもったら、 饅頭を売っていた。 くるみ饅頭が1個60円。3個以上は50円、とのこと。 1個だけ買うと、大きさはピンポン玉より一回り小さいくらい。 中にアンコとくるみが詰まっていた。 ライ…

愚短想 番外編 papabubble@中野

以前、TVで観たときは「パパバブル」と言っていたが、 いまは「パパブブレ」の方が通用するらしい。 バルセロナ・アムステルダム・ソウル・台北と、 中野の薬師アイロードにある。なんか奇妙な立地だが、 中野ブロードウェイを抜ければ、程なく着く。 庶民的…

筆致俳句 (21)

日和見の 苦渋の色は 何色か く-じゅう【苦渋】[名・形動] 1にがくてしぶいこと 2苦しみ悩むこと。また、そのさま。 「―を味わう」「―の色を浮かべる」 「彼は―な表情のままずっと煙草を吸っていたが」〈横光・上海〉(大辞泉より) 沖縄の米軍基地の移設先…

愚短想(193) 春を告げる、いくつか。

先日のみぞれの後、一気に春めいてきた。 駅へと向かう親水公園の石畳の階段には、 道を彩る緑がうっすらと貼り始めた。 秋の最も遅くまで咲いていた黄色い花は、 春は真っ先に咲き始めている。 木の枝も、放射線状にその痩せ細った姿を晒していたものが、 …

ハートロッカー

新宿武蔵野館にて。 アカデミー賞を受賞したこともあって、満席だった。 ハートロッカー(The Hurt Locker)とは「棺桶」を意味し、 行きたくないところの意味があるらしい。 作品の流れも、任務完了(除隊)まで、あと何日、 というカウントダウンになっていた…

愚短想 番外編 臼家(うすけ)@高田馬場

芳林堂書店のあるF1ビル2階に開店。 元は揚子江飯店だった場所。 2月の開店の時は、チラシ持参で、半額セールとなっていた。 入ろうと思ったが、相当待たされそうな予感がしてスルーした。 3月に入り、満を持して行ってみる。 早番で、休憩が取れなかっ…

なごり雪

なごり雪 このところ、天気の移り変わりが激しい。 この前のぽかぽか陽気がウソのように、寒い。みぞれが混じる。 風も強く、氷結したであろう雨粒が、窓にバチバチッと当たる。 久しぶりの休日は、昼まで寝て、天気を見て、外出を諦めた。 まあ、もう少しす…

日本国憲法百景・再び (16)

平穏に… 春を告げるには、過分にも温かい昼下がり、 上空に飛行機雲がたゆたう。 機尾から発する白い蒸気は、その端からまだらになり、 いつの間にか、空の青に消えてゆく。 目を細めてじっと見ると、線が帯となり、泡となり、点となり、消えてゆく。 しかし…

愚短想 番外編 季節外れの「冬の稲妻」 新橋やきとん@高田馬場

3月になりながらも、そば降る雨の日曜日は、結構寒かった。 みつぼは休みなので、仕事帰りに線路の向こうの 「新橋やきとん」まで足を伸ばす。 やはり、みつぼと違い、やや客層はリッチな感じ。 なぜだろう。串の10円違いは、やはり大きいのか? 寒くても、…

愚短想 番外編 ローソン プレミアムチョコロールケーキ

ちょっと前に話題になったプレミアムロールケーキの続編の様子。 ローソンは甘物の売り方が上手い。それに比べるとセブン・イレブンは…。 相変わらず、帰宅途中での「粋な立ち食い」。 Uchi-caféシリーズのなかで、トップス監修のものもあったので、 このチ…

愚短想 番外編 3月のカフェ・マメヒコ@渋谷

せっかく渋谷まで足をのばしたので、もう一杯、と思った。 とはいっても、酒ではなく、コーヒーを。 今回は、あっさりとしたコーヒーを飲んでみようと思った。 「論」でのナポリタンが結構量があったので、甘物を食べることとした。 浅煎りコーヒー750円と、…

愚短想 番外編 珈琲専門店 論@渋谷

映画を観る前に少し時間があったので、 マークシティビル界隈を散策。 五島育英会ビルの下に、埋まるように、この店があった。 喫茶店のナポリタンに興味津々だったので、 セットで頼む。800円。 ちなみにナポリタン単品は650円、コーヒーは400円。 コーヒー…

しかし それだけだはない。 加藤周一 幽霊と語る

渋谷のシネマ・アンジェリカにて。 戦後の代表的な知識人である、加藤周一の軌跡と 最後のメッセージを含めたドキュメンタリー。 加藤周一については、まともに読んだのは、 朝日新聞夕刊コラムの「夕陽妄語」と 『日本文化における時間と空間』で知る程度し…

愚短想 番外編 普段の力・不断の力 鷹流らーめん@高田馬場

どうしても、という自責の念がある。 なぜ、券売機の左上端を押してしまうのか。 なぜ「全部のせ」「全部盛り」に手を伸ばしてしまうのか。 今回は、「普通」にこだわり、らーめんを頼む。 醤油らーめんで780円。ついでにミニ丼を頼む。 例によって、壁に…

電車がでてゆく【酒井俊 勝手にライナーノート】

そういえば、この曲は、アルバムに収録されていなかったかもしれない。 オクノ修のアルバム「帰ろう」に収録されている曲。 2008年に京都に行き、オクノ氏が営む喫茶店「六曜社地下」に行ってサインをもらった。 電車がでてゆく 電車がでてゆく 君住む町を …