花鳥風月記

流れる水に文字を書く

2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

東京島

銀座のシネスイッチにて。 無人島に取り残された、女一人と多数の男。 現代社会と対極をなす状況のなか、 ある種の「社会」が生まれ、崩れ、というのが繰り返される。 漂着する「闖入者」も絡み、ゴールがみえない競技のような展開となる。 その中で、女一人…

愚短想 番外編 続・メロンパンのエテルニテ@高田馬場

前回のメロンパンの衝撃は、結構な感じだった。 その時に「デロデロになる」と言われたクリーム入りメロンパンを買い求めた。 狭い割に自動車の往来の激しい小道に面した軒先には、幟がつけられていた。 意外に安っぽく見えちゃうなあ、と。 夕方の少し前、…

愚短想 番外編 ふくてい@有楽町高架下

有楽町から東京駅までのいつもの高架下の散歩の途中でできた店。 「こだわりのカレー」というものに幾ばくかの警戒感をもつ者にとって、 神田で40年?の老舗の有楽町本店で、夜は居酒屋になって提灯が下がる、 というのが、良く分からなかった。 なんでも…

愚短想 番外編 ご利用は計画的に すた丼@高田馬場

つい先日、高田馬場店がオープンした、とは聞いていた。 ま、吉祥どんぶりのような路線とは思っていたが、 実は入ったことがなかった。 たまたま、夕方のランチで店が見つからなかったので、 入ってみることにした。 店のラインナップにしては、結構豪華な券…

愚短想 番外編 晴れた日の夕方、風に吹かれて@新宿京王百貨店屋上ビアガーデン

夏の仕事が一段落したこともあり、夏の慰労も兼ねて新宿へ。 ビアガーデンは以前、沢山あったように思ったが、最近はあまり聞かない。 個人的にも久々ということもあって、期待大にして行った。 京王百貨店の屋上は、副都心のビルからすれば、低い場所にある…

愚短想 番外編 ザ・グランヴァニア@秋葉原

昔の喫茶店「古炉奈」のあとにできた。 以前、そのショッキングな事実(ニュース)を書いたことがあったが、 ふと気になって、入ってみる。 入口には「メイド喫茶&コスプレ酒場」とあって、入る勇気を試される。 ま、店のコンセプトは「海賊」らしいし…。 外…

愚短想(202) 夏の午後、フリマの匂い@秋葉原

仕事で使う景品を探しに秋葉原へ行く。 地域の再開発はようやく一段落を迎えようとしている感じで、 今までの「駅前」「駅裏」の印象が変わりつつある。 いままで、市場と電気街の「裏側」だったところは、 広く明るいビル前の広場となり、あろうことかフリ…

愚短想 番外編 麺道一本! ナポリタン@渋谷・論

夕方出勤に備え、早めの夕食=遅めの昼食で渋谷をうろつく。 新しい店は、当たり・外れのリスクを伴い、考えるのが面倒になる。 道を進むと、どんどん店が無くなって…。 といういことで、どん詰まり感たっぷりの「論」に入る。 迷うことなくナポリタン、反射…

愚短想 番外編 至近距離の陥穽 串鐵@高田馬場

ひとり飲み道をひたすら、ひたすら。 終業後に高田馬場を徘徊し、帰ろうかなあ、と思った時に思い出す。 普段は、昼ごはんの時にしか見なかった店。 よくよく考えると、地下鉄の改札から地上に出るまでにあるから、 20メートル圏内。こういうのは、駅ナカ?…

「岸壁の母」は「完璧の母」 二葉百合子

夏の風物詩といえる、NHK「思い出の唄」を見る。 今回は、42回目。年何回やってるんだろう…。 毎度、この手の番組を観ながら、あの歌手はいろいろイジッタ、とか あの人は、何か病気かねぇ、と家族を囲んで言いたい放題。(笑) ちょっと気になったのは、…

愚短想 番外編 メロンパンのエテルニテ@高田馬場

8月14日というお盆真っ盛りに開店したらしい。 ニッパチ(2月8月)という不景気な季節の、 それも最も来なさそうな日に開店したのは、 初日の売り上げが奮わなくっても、まあいいか、と思えるからだそうだ。 いいなあ、この後ろ向き加減…。 お店は、早稲…

愚短想 番外編 ア・コテ@白金

昼から出勤の午前中に、白金まで用事があったので、朝は早めに家を出る。 久々に、日本橋から都営浅草線に乗ったが、なぜか臭い。 「あさくさせん」ならぬ「あせくさ(汗臭い?)」線だなあ、と。 久々に降り立つ、白金台は、真夏の太陽が容赦なく照り続ける。…

愚短想 番外編 やきとん秋元屋@野方

ホッピーを「三冷」(ジョッキ・ホッピー・焼酎)で供する作法のなか、 この店は「シャリキン」(キンミヤ焼酎をシャーベット状にして出す)が有名とのこと。 野方に行くのも初めて。 高田馬場から5駅、9分程度で着くはずが、 快速の「待ち合わせ」に次ぐ「待…

愚短想 番外編 キムカツのゲンカツ丼@恵比寿

恵比寿にいながら、アルコールを入れられないのは残酷なもの。 ま、仕事前なので仕方ない。 せっかくなので、久々にキムカツへ行く。 店頭の雰囲気が以前と違う感じを受けたが、 店内は、変わっていない気がして、 案の定、一人だったので壁に向き合うカウン…

キャタピラー

ヒューマントラストシネマ有楽町にて。 主演の寺島しのぶがベルリン国際映画祭で賞をもらったということや、 公開間もないということで、満席。近所のディスカウントチケットも売り切れ。 まあ、映画館自体が小さすぎる感じもあるが…。 映画そのもののストー…

日本国憲法百景・再び (27)

酷使… お盆は、テレビも特別番組を企画する。 NHKでも、日韓の若者を集めた討論会をやっていた。 いつものように、かみ合わない議論、 「新時代」という古い表現、 深まる溝は、季節の風物詩すら思える。 とても見続ける忍耐力がなく、10分程度でギブアッ…

愚短想 番外編 胡弓の調べ 龍高飯店@西葛西

地元とはいえ、ふらりと入る店があるわけではない。 この日もひとり飯をどうするか迷ったあげくに、この店に入る。 この店を逃すと、自宅までほとんど店がない。 週末で、夜も賑わっている中、店の人が片隅で胡弓(二胡?)を奏でていた。 おお、生演奏、と思…

愚短想(201) どこに蛙、どこへ猿

先日、職場の前に蛙が通過した。 よくわからない表現かもしれないが、まとまった雨が降った夜、 おそらく日本の古来種とは別のような、20センチはあろうかと思える大型の蛙だった。 外来種の場合、ちょっと不安だったので、ビニールを手に被せてつかんでみる…

愚短想 番外編 かちもりつけ麺スペシャル @高田馬場 ぶぶか

夕方のランチで外に出ると、ついラーメン屋に入ってしまうのが、 高田馬場の良いところであり、悪いところでもある。 たいてい、「ぶぶか」に行く時は、末期的な?感もある。 見慣れない「かちもりつけ麺スペシャル」というものがあり、 つい注文してみる。9…

愚短想 番外編 胡麻だれしゃぶしゃぶつけ蕎麦@高田馬場 安土

夕方になっても、暑さが和らがない。 夕立の予報は、空砲に終わり、夕方のランチで彷徨う。 折りしも、トイレの故障で、モップで拭き掃除をし、洗ったあと。 バケツに蠢くモップをみて、今日、麺類はやめようと思っていた。 かといってカ…(以下略)。 やはり…

愚短想 番外編 ジェイソンのつぶやき 純連@高田馬場

通りがかって、空いていると、ラッキーと思って 後先考えずに入ってしまう。 酷暑の夕刻、味噌・コーン・バターという季節感ゼロのオーダーが恨めしい。 味玉味噌ラーメン大盛り1,000円に、バター・コーン各100円のトッピング。 まかない丼250円に付ける。 …

愚短想 番外編 味一の冷やし中華@高田馬場

とにかく暑い。 昼のランチは、ざるそばでも、と思ったが、 そういえばまだ冷やし中華を食べていない、と思い、 たまたま夏季限定で、味一で出していたので、入る。 隣には、偶然、顔見知りの兄さんが…。 ともに、久しく近所のライブハウスに顔を出していな…

日本国憲法百景・再び (26)

能力に応じて!! 8月7日(土)、久々に報道特集を見た。 料治直矢の時代から考えると、この番組も長いなあ、と。 アンカーの田丸美寿々の頬にも、積年の重みを感じた。 さて、その時のテーマは、司法修習生の待遇についてだった。 現在、司法試験合格後、司…

愚短想 番外編 ちべたいのも好き 麺屋武蔵鷹虎@高田馬場

叫びたくなるような、夏の夕方。気温はきっと35度はあるだろう。 冷たい蕎麦を、と思いながらも、ついつい客足が少なかったのを幸いに 鷹虎に入ってしまった。 期間限定の特製胡麻つけ麺を頼む。ぴったり千円。 店内から見る外の景色は、日照りの明るさで…

愚短想 番外編 豆乳つけ蕎麦とTKG@高田馬場 安土

高田馬場の飲食店は、午後休憩を取るところも多く、 夕方に開いている店は少ない。 あっさりした蕎麦でも、と思い、安土へ行く。 先日のイタリアンなつけ蕎麦がナイスだった。 今回はシンプルに行こうと思ったが、つい手が豆乳つけ蕎麦に行ってしまった。830…

愚短想 番外編 福茶庵 鹿肉のユッケ丼@高田馬場

前回行って、気になっていたメニューを頼む。 細く刻まれたネギやシソなどの香草を中心に取り囲むように エゾシカの生肉がドーナツ状に盛られる。 中心には、うずらの卵が二つ乗っている。 鹿肉のユッケは、鮪のように、醤油がしみ込みすぎず、 あっさりとい…

ちょんまげぷりん

恵比寿ガーデンシネマにて。 夕方勤務で、水曜日のサービスデー(1,000円)を利用して観る。 客の入りは午前中の開映にしては、まずまずか。 ジャニーズ系の錦戸亘が出ていたせいか、年齢層は若い。 夏休みで、小学生もいた。 「フィッシュストーリー」や「ゴ…

ブリューゲル版画の世界 ベルギー王国図書館所蔵

渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムにて。 15世紀からある図書館に所蔵された版画コレクションが公開された。 ピーテル・ブリューゲルの版画については、 「大きな魚は小さな魚を食う」はイマニュエル・ウォーラースティンの 本の表紙になっていた(北村肇の…

老人と海

銀座のシネパトスにて。 1990年作品、20年ぶりの公開、ということ。 1990年と聞くと、「少し前」という印象だが、 20年と言われると、結構前だなあ、と感じた。 当時は、松方弘樹だっただろうか、 レジャーボートに、歯医者の施術台のようなところに寄っかか…

愚短想 番外編 やすべえ 味噌つけ麺@高田馬場

つけ麺で、人気の店で久々に昼食。(といっても夕方4時) 近くに大勝軒があり、680円で大盛りまで食べられる、と貼りだしていたせいか、 ここは「720円」を出していた。40円の差はあるものの、消費者は正直で、 閑散とした時間帯ではあるものの、こちらの方が…