花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想 番外編 ジェイソンのつぶやき 純連@高田馬場

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通りがかって、空いていると、ラッキーと思って
後先考えずに入ってしまう。

酷暑の夕刻、味噌・コーン・バターという季節感ゼロのオーダーが恨めしい。
味玉味噌ラーメン大盛り1,000円に、バター・コーン各100円のトッピング。
まかない丼250円に付ける。

先にまかない丼を食べる。
チャーシューとメンマを細切れにして、紅生姜をまぶし、マヨネーズをかける。
確かに「賄い食」といった感じ。マヨラーに脂は切っても切り離せないのだろう。

油膜の保温性に富むスープは、バターを程なく溶解させ、
買ったばかりのシャツに汁が飛び散らないように、そーっとかき混ぜる。
サッポロラーメンに定番の、バター・コーンは今回初めて。
率直な感想は、スープの脂とバターの脂でまろやかさよりも
若干味が薄まった気がした。よって胡椒をかける。

濃い色の麺は、少し時間をかけて冷ましても、熱さと硬さはそのまま。
味噌よりも、脂を感じながら、食べる。
蓮華と一緒についてきた匙は、形状からジェイソンを彷彿とさせた。

何人(なんぴと)たりとも逃すか…。

その意気込みで、コーンを一粒も残さず、
丼には、ただ、暗黒とした脂と汁が残った。