花鳥風月記

流れる水に文字を書く

2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

光州5・18

有楽町シネカノン2丁目にて。 1980年5月に韓国で起こった光州事件について 初めて映画化された。 「シルミド」に続く、タブーへの挑戦。 光州事件で記憶にあるのは、まだ小学生で、 誰に連れられたかも覚えてないが、 何かの集会にいって、記録映画?…

愚短想 番外編 静邨(せいそん)@神保町

少し仕事が残り、8時前に退社。 昨日、神保町のミロンガで買った本を忘れたため、取りに行く。 途中、夕食を食べようと店を探す。 竹橋から歩いたので、小学館の地下食の「七條」のエビフライを、 と思ったら、閉店時間。 やむなく小諸そば、と思ったが、ち…

愚短想 番外編 竹乃家@高田馬場

水曜日は、2時を過ぎないと仕事が落ち着かず、 遅めの昼食となる。 最近はコンビニ食からは距離を置き、外食することにしている。 久々に入ったのは、蕎麦屋の竹乃家。 高田馬場で、「やぶ福」と人気を二分する。 理由は簡単で、蕎麦屋は2軒しか知らないか…

ハンティング・パーティ

新宿武蔵野館にて。 武蔵野館の2は初めて入ったが、狭い。 おまけに中央に通路があるのが、常識破りだった。 せっかくの観賞ポイントが…。 映画は、リチャード・ギア扮する、落ちぶれたテレビジャーナリストと、 ある程度成功した同僚、そして新米コネ入社…

愚短想 番外編 ユーラシア@舞浜

今週は、飛び石ながら、連休が続く。 初日は、タダ券がある、とのことで母に付き合い、 舞浜にある温泉施設「ユーラシア」に行く。 ご丁寧に自宅の団地まで送迎が来る。 いわゆる「健康ランド」は20年ぶりくらいだろうか、 20年くらい前は友人に連れられ…

愚短想 番外編 えなりブルー@TAPA高田馬場

風邪が治って、随分と久しぶりに飲みに行く。 「もめんや花」がやや不調、ということもあり、 同じビルのTAPAに入る。 TAPAは大学時代、友人がバイトしていたし、 川崎で勤めていた時も、リバークビルにあった。 よくオムハヤシをランチタイムで食べ…

Cymbals 「Mr.Noone Special」

cinnamon toast crunchを聴いてから 一時期、日本の軽めのポップスを聴いてた時期があった。 このCDは8年前くらいに購入。 「Highway Star, Speed Star」が気に入っていた。 このグループは2003年に解散。 書棚に放置しているが、アルバムのイラストがい…

愚短想(95) 勇気とポケットティッシュ

勇気のいること。その1。ポケットティッシュを買うこと。 そのうち貰えるだろう、と思っていたら、案外貰えない時がある。 ちょっと先に配っているのを見て「帰り際に貰おう」としたら、 いつの間にか居なくなる。そんな経験は誰にもあるだろう。 先日も風…

愚短想(94) 定年退職とワイン

「今年の母の日に何を贈るか…」 毎年のことであるが、いつもなら思案に暮れている。 しかし今年ははっきりしていた「ワインを買おう」と。 母が、定年で仕事を辞める。 父の時がそうであったように、ワインは、 今までの苦労をねぎらう一つの「会話」になっ…

日本国憲法百景 (55)

悲喜こもごも、体重計 年に一度といえば、健康診断。 体重の増減で一喜一憂する人もいる。 自分は、というと、ここ10年くらいなんの感情も発しなかった。 理由は単純で、重すぎて、喜怒哀楽のメーターが振り切れていたからだろう。 健康診断も様々で、場所…

愚短想(93) ウサギ追いし川崎

かれこれ13年くらい前のこと。 社会人になって3年目くらいだったか、 ひょんなことから、ウサギを拾ってきたのがいた。 どうやって拾うんだ、とおもったが、そこは川崎。 「自然をこよなく愛する人」は意外とペットも養っている。 その中で、ウサギを飼っ…

愚短想 番外編 光麺魔法のプリン

以前から気になっていた、ラーメン屋のプリンが目的で光麺に行く。 光麺は、恵比寿や秋葉原で何度か入ったことがあったが、 職場のある高田馬場は初めてだった。 ここは以前「三岩」という、思い出深い飲み屋だった。 奥に細長い店内は、当時の面影を彷彿と…

rodrigo y gabriela

昨日、人生初の風邪で欠勤。 陽光燦々と眩しい日曜日というのに、自宅に籠もる。うらめしい。 そんなときには、衝動買いの1枚を聴く・観る。 このギターデュオは、タワーレコードで視聴して、即買いだった。 これまでのギターカテゴリの中では一線を画す。 …

日本国憲法百景 (54)

「失言」とは何を失うのか 政治家の失言は最近では日常茶飯事になってきた。 そのせいか、新聞に出ても、あまり反応がなくなってしまう。 「失言」によって、自らの責務を辞する政治家もいれば、 「居直って」しまうのもいる。 無論、常にその包囲網があるの…

愚短想(92) ワイン三等兵

銀座で写真展を見た帰り、近くにドイツワインの専門店があったので、 ふと寄ってみた。 ワインの専門店ならごまんとあるが、ドイツワインのみ、というのに興味がわく。 ドイツワインなら、まず、アウスレーゼにしておけば、甘くて間違いはない、 と思ってい…

平敷兼七写真展 「山羊の肺 1968-2005年」

銀座のニコンサロンにて。 本土復帰前から現在に至るまでの沖縄の生活や なかなか世に出ることのない「恥部」を写真として記録している。 日々の生活の中に「戦中」があり「戦後」がある。 沖縄には、古きもの・生と死・そしてアンダーグランドな世界が 常に…

日本国憲法百景 (53)

前である「ひと」 銀行のCD機の前に並ぶときのあのロープ。 割り込みを避けるため、人の流れをスムースにする目的だろうが、 とても嫌なものである。 時には、誰も並んでいなくても、張り巡らされている。 一つの役割を担うとき、時として 「人間」として…

池内了 『疑似科学入門』

巷間に溢れる「ニセモノ」の科学や、 それを利用した悪徳商法やまやかしについて 三種に分類して、「疑似科学」を論じている。 第一種:人間の心理につけこむもの。占い・超能力・超科学など。 第二種:科学を援用・乱用・悪用し、ビジネス(悪徳商法)につな…

アイアン・メイデン 「Live After Death」

月曜日・火曜日と連休の予定だったが、 想定外の風邪?になり、自宅にこもる。 以前買って観ていなかったDVDを観る。 これは、衝動買いに近かった。 高校生の時に、エア・チェック(FMラジオの録音をこう呼んだ) して、このライブを良く聴いていた。 当時…

TONY GREY 「CHASING SHADOWS」

ジョン・マクラフリン(すいません、よく知りません)の甥で、 上原ひろみ(若手のジャズピアニスト)のバンドで活躍している ベーシストの2枚目のソロアルバム。 率直な印象としては、ベースという楽器のいろいろな可能性を 具現化させようという意欲的なとこ…

井上陽水「帰れない二人」

今日は、5月といえど雨が降って肌寒い。 そんな時、思い出すのが、この唄。 思ったよりも夜露は冷たく 二人の声もふるえていました そんなシチュエーションは、 あったんだかどうだかは もう忘れてしまったが、 不思議にその肌寒く静寂な感じは 心象風景に…

愚短想 番外編 牛乳焼酎 牧場(まきば)の夢

高田馬場の「もめん屋」で飲む。 熊本の焼酎。 全工程で温泉水を使用。 米・米麹・もろみを発酵させる際に牛乳を入れる。 予想に反し、乳白色ではなく、透明。 口当たり、ややきつめか。 今回、氷が多かったため、あまり本来の味を楽しめず。 もめん屋、料理…

愚短想 番外編 古炉奈@秋葉原

秋葉原でお茶するならば、 古炉奈のチーズケーキとアイスティは外せない。 あるいは、カレーも美味しい、との評判もある。 秋葉原に行く際の休憩場所としては最適の空間。 所狭しと並ぶ、電化・電子製品に疲れたら、ここでの一服は良い。 時代の変遷が秋葉原…

四大浮世絵師展

大丸ミュージアム・東京にて。 ここは、ちょっと寄るには丁度良いロケーションだなあ。 前回の写真展もそうだったが、時間は短くても内容が盛り沢山の、 言い方を替えれば「いいとこどり」が良くもあり、節操がない。 今回は、写楽・歌麿・北斎・広重と日本…

I’M NOT THERE

シネカノン有楽町2丁目にて。 GW最終日、人通りは多かったものの、 入場者は決して多くはなかった。有難い。 ボブ・ディランの伝記的映画ではあるものの、 史実・事実に基づいたノンフィクションというよりも、 フィクションの世界を描くことで、ボブ・ディ…

SPACE CIRCUS(スペース・サーカス)

新宿タワーレコードにて衝動買い。 1978年・1979年に発表された、伝説的なフュージョンバンド。 その後、ネットで高額取引されるような希少価値なアルバムが CDで再発売、とのこと。 特に、ベースの岡野ハジメのスラップ・ベース(チョッパー)の バカテクぶり…

伊坂幸太郎 『オーデュボンの祈り』

先日の『ゴールデン・スランバー』の勢いを買って購入。 伊坂幸太郎のデビュー作。 仙台から海で離れた「萩島」を舞台に、 衝動的にしでかしたコンビニ強盗から逃れるように降り立った主人公と、 島から離れずに生を全(まっと)うする島民の信仰とも洗脳とも…

日本国憲法百景 (52)

幸か不幸か 2008年5月3日の主要紙の社説を読む。 昨年と違うのが、明らかに緊張感がなくなっていた。 昨年は、国民投票法案のこともあり、熱を持っていたが、 今年は、改憲ムードの停滞と、「ねじれ国会」、 不景気と値上げラッシュ、ガソリン暫定税率復活な…

日本国憲法百景 (51)

憲法記念日に思う 1991年から、毎年のように5月3日は、新聞各紙の社説を見る。 そもそものきっかけは、暉峻淑子(てるおかいつこ)先生の講演だった。 その時は、毎日新聞の社説を評価していたのを知り、読んで「なるほど」と思った。 良心的兵役拒否を例に出…

日本国憲法百景 (50)

クーリング・オフ 国会議員の貰うおカネとは、給与ではなく「歳費」と言われる。 主なものとしては、月収130万1000円(年間1561万2000円) 歳費手当(ボーナスのようなもの)年3回程度で年間635万4480円 文書通信交通滞在費(なんのこっちゃ)月100万円(年間1200…