花鳥風月記

流れる水に文字を書く

2024新年の辞

新年あけましておめでとうございます。 昨年は一昨年の元首相そして派閥の領袖の暗殺をきっかけに 今までひた隠しになってきたことが明るみになってきました。 それは政治に限らず、文化・芸術・芸能の分野まで及びました。 業界の盟主・ドンがこの世から隠…

2023年 新年の辞

あけましておめでとうございます。 どんな花よりタンポポの花を、というよりも 千万の罵詈雑言をあなたに送りましょう、という SNSの世界を眺めているだけで、 気持ちが萎える今日この頃です。 インターネットというものが世に出始めて どのくらい経つのでし…

2022年 新年の辞

あけましておめでとうございます。 今回、恒例の新年の辞を書くことを逡巡しました。 元から昨年を振り返ってもブログそのもの自体が 「ああ、なんか書くことがない」という 世の暗さと徒労感のようなものが巷間に重くのしかかりました。 コロナ禍が猛威を振…

2021年 新年の辞

あけましておめでとうございます。 「おめでとうございます」ということばが空疎になるほど、 昨年は皆々様にとって、大変な一年であったと思います。 一年前には予想だにしなかった新型コロナウィルス感染症は、 年末には都内で1,300人超の感染者を出し、20…

ゴンドラの唄【アキさんへ】

ゴンドラの唄 久々のブログ更新が、こういった文章になるとは思わなかった。 8月15日(土)の深夜、Twitterで Hot Houseのアキさんの訃報を知った。 まだそのことが自分の頭の中で収まらず、 この文章で気持ちの整理をしておきたい。 2001年の夏の頃だと思う。…

パラサイト 半地下の家族

日本橋のTOHOシネマズにて。 カンヌ国際映画祭パルムドールやアカデミー賞作品賞を 獲得した奇才ポン・ジュノの作品。 主演のソン・ガンホのタッグは「殺人者の記憶」で観た。 家族全員が失業し、韓国特有の住居「半地下」での暮らしと IT会社を経営するセレ…

男はつらいよ50 お帰り寅さん

大阪に行った時に、天王寺に近い映画館で観た。 正確に言えば、寅さんは帰っていない。 甥の満男とかれを取り巻く人間模様を おさらいのように描いている、という感じだった。 懐かしさが先行して、評価は出てしまうのだろうが、 個人的には、映画を引用しな…

2020年 新年の辞

あけましておめでとうございます。 いよいよ年が明けました。 今年は積年の「先送り」が一気にきます。 引き返す機会はいくらでもあったのに、 責任を痛感するといいながら、 これっぽっちも持たずに誰かに擦りつけ、 挙句の果てに責任逃れをするという 美し…

i新聞記者

新宿ピカデリーにて。 上映館は少ないものの、「新聞記者」人気で 全国展開しているようだ。 こんどはドキュメンタリーとして制作された。 タイトルに着く「i」はいろいろ解釈があるようだが、 森達也の発想からすれば、 恐らくは五十音順でいくと、一番めに…

記憶にございません!

ブログを中断していた時に見た映画は3本。 「新聞記者」「記憶にございません!」「i新聞記者」。 年末の在庫整理で連続投稿。 この映画はたしか日本橋で観たと思う。記憶があいまい。 しかし見た後の印象ははっきりしている。 こんなつまらない三谷映画を…

新聞記者

角川シネマ有楽町にて。 最初、新宿ピカデリーに行ったが、満席だった。 ちょうど空き時間も適当だと思い、有楽町に移動。 それでも、上映前には、席はほぼ埋まっていた。 東京新聞の望月衣塑子記者の著作を原案として シナリオが作られた。 当人も、前川喜…

愚短想 番外編 コンパル@名古屋栄

だいぶ時間が過ぎてズルズルになった名古屋編。 これでラストにしておこう。 昼前にもパンを食べたが、昼過ぎもパンにした。 こちらは玉子サンドが美味しそう。 アイスコーヒーと合わせて注文。 アイスコーヒーは、ホットコーヒーに 砂糖を入れてから、氷の…

愚短想 番外編 ラムチー@名古屋 栄駅

栄駅の地下街、改札のすぐ近くに 古くからやっていそうな喫茶店があった。 抽選待ちのあいだに入ってみる。 お店とともに客も店員も古くなりましたよ、 という雰囲気が良い。 若干の紫煙は許容できる。 折角の名古屋。 小倉トーストとアイスコーヒー。 トー…

山口由子「Believe」

山口由子 / Believe 大須観音界隈を散歩したのは 今は廃盤のCDを探すためでもあった。 何軒かまわったが、結局見つからなかった。 様々な提灯のかかる商店街のアーケードを 歩く中で、気になる歌が流れていた。 とりあえず、動画を使って、録音した。 その後…

愚短想 番外編 仁王門湯@大須観音

街歩きでは、そこかしこの銭湯にもお邪魔する。 大抵のところは、小さな石鹸などもあるので、 手ぶらで入れる。 大須観音の一角にも、昔ながらの銭湯があった。 「におうもん」とあるが、臭いわけではない(笑)。 普通の銭湯なので、400円ちょっとで入れる。 …

愚短想 味噌煮込みうどん たから@大須観音

あいちトリエンナーレの抽選で時間を取られ、 観光らしい観光をせず、近隣を散歩。 大須観音は、門前町に秋葉原と大阪の日本橋を 足したような街なので、歩いていて面白い。 にしても、お腹が空いていたので、 名古屋飯の「味噌煮込みうどん」を食べることに…

愚短想 番外編 鶏 尾張三和@栄地下

あいちトリエンナーレの抽選待ちの食事。 地下街には様々な店があって、 いわゆる「どこにでもあるチェーン店風」が多くはない。 昔からある地下街だからなのかもしれない 名古屋飯といえば、名古屋コーチン。 そんな親子丼を食べようと…。 その名のとおり、…

愚短想 番外編 矢場とん@栄セントライズ店

名古屋めしといえば、味噌カツ。 矢場とんは名古屋各地にあるようだが、 本店は混んでいるかと思い、 夕方の人出の少なくなったビル地下の店を狙う。 狙いは当たったようで、 客は多かったが、待たずに入れた。 いろいろ種類はあったようだが、 一番人気の「…

愚短想 番外編 ガロンコーヒーNHK名古屋放送局地下

あいちトリエンナーレの会場の隣に NHKの名古屋放送局がある。 地下の通路では栄の街自体がつながっているので、 当たらない抽選会の合間に行く。 既にランチタイムが過ぎていて、 店内に客はほとんどいなかった。 奥のテーブル席に座る。 禁煙だったと思う…

愚短想 番外編 喫茶リヨン@名古屋駅前

ホテルにも約千円の朝食バイキングはある。 しかし、名古屋に来たからにはモーニングだろう、と 24時間チケットを利用して名古屋駅前の喫茶リヨンに行く。 時間的には出勤時間なので、サラリーマンの大群とは異色の ジャージに綿パンというスタイル、おま…

愚短想 番外編 コメダ珈琲店@名古屋栄

味仙で辛い思いをした後、 バランスをとるために甘物を食べよう、と…。 コメダ珈琲店は地元にはないが、 行く先で見つけたら、度々入る。 少し驚いたのは、店員さんが全て外国の方、ということ。 界隈のコンビニもことごとく、そうであった。 時間は数分過ぎ…

愚短想 番外編 味仙@大名古屋ビルヂング

一旦、宿に荷物を置く。 名古屋は一日乗車券ならぬ、24時間乗車券がある。 これなら、翌日まで使えて有り難い。 再度駅前に行き、名古屋飯を物色。 正直、ひつまぶしは予算的にナシ、ということで、 ここ最近(であろう)名古屋飯として全国的に認知された …

愚短想 番外編 海老どて@名古屋駅 エルム地下街

新幹線名古屋駅の太閤口から外に出る。 工事が続いているようだ。 かつて何度か訪れた場所を歩き回る。 栄枯盛衰・諸行無常を覚えつつ、駅の地下街へ行く。 大都市の地下街でありながら、時間帯のせいか 閑散としている。 その中でもひときわ目立つ店に入る…

愚短想 番外編 グル麺@名古屋駅新幹線ホーム

まずはあいさつ代わりに、 新幹線を降りてすぐ視界に入った立ち食いのきしめん屋に入る。 各ホームにきしめん屋があるようだ。 特製きしめんに天むすをつける。 「特製」に気を取られて、かきあげが乗ることに気づかず、 揚げ物+麺、揚げ物+おむすびという …

名古屋滞在記

10月7日から10日まで、名古屋に滞在した。 観光がメインのはずだったが、ちょうど8日から あいちトリエンナーレの展示が全面復帰とのことで、 「表現の不自由展 その後」を見に行こうと思った。 8日は2回、9・10日は3回抽選があったが、 全て外れてし…

ブログ再開の辞

本日、2019年10月7日よりブログを再開する。 旧ブログの移設作業は記事4415回、 写真等の画像データは9200強あり、 半日がかりの作業となった。 この「はてなブログ」も、まだ勝手を 知らないので、少しずつ確認をしながら進めていく。 とりあえず、旅行先な…

【ブログ最終回】 微笑みがえし

微笑がえし / キャンディーズ Yahoo!ブログが12月15日をもって閉鎖となり、 このブログも、どこかに移転するか、閉じるかを 選ばなければならない。 とりあえず、6月18日(火)もって終了とする。 移転は気が向けばするだろうし、面倒ならばしないだ…

愚短想 番外編 復活の真価 @西葛西 萬屋

なんとなく間(あいだ)が開いて、萬屋に行く。 雪中梅と具沢山サラダ。 十四代と一緒に飲むと、甘さやふくよかさではアレだが、 雪中梅そのものは、十二分にそれらを楽しませてくれる。 ふき味噌の一口コロッケを注文。一皿3個の設定。 コロッケのほのかな…

愚短想 番外編 駆け込んだ先の熱燗@秋葉原 赤津加

秋葉原で仕事。 サラリーマンのスーツ基準か、 会場の冷房がガンガンに効いていて、 すでにクールビズ仕様の身としては、 指先まで冷えてしまった。 19時過ぎに終了後、駆け込むように赤津加へ行く。 熱燗と鳥もつ煮を注文。 こちらの熱燗は、女将さんが手で…

愚短想 番外編 世代交代?@門仲 魚三酒場

久々の魚三。 連日の3時間睡眠でやや疲れ気味。 (単に就寝時間が遅く、起床時間が早いだけ) 入口にかかる暖簾が新しくなったようだ…。 運良く待たずに座れる。 冷や酒(190円)と中落ち、イカ刺し。 中落ちはなかなかの脂ののり方だった。 続いてホタテ刺し…