花鳥風月記

流れる水に文字を書く

2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

日本国憲法百景 (42)

暖かい陽射しと寒い風景 最近は、食事に気を遣うだけでなく、 自宅から駅までも、なるべく歩くようにしている。 日を追うごとに春の日差しを感じる。 駅までの道のほとんどが、親水公園になるので、遅番にもなると道すがら、 水辺の鳥、散歩の犬、幼稚園や親…

愚短想 番外編 小梅ソーダ

事務所の暖房で空気は渇き気味。 ここ最近は、一日中話に絶えないので、 喉の渇きが激しい。 一時的な潤いとして炭酸に頼るのだが、 いつもコーラでは飽きてしまうし、何か物足りない。 サントリーとロッテの共同作成らしい。 小梅の酸味が小気味よく、甘さ…

日本国憲法百景 (41)

後の不始末 事件・事故の結果、何が残されるのだろうか。 イージス艦と漁船の事故のニュースを見たとき、ふと思った。 古くは「潜水艦なだしお」や、ハワイでの「えひめ丸」などの 軍用艦船の事故で浮き彫りになるのが、軍としての「閉鎖性」だ。 勿論、軍に…

愚短想 番外編 プッチンプリンHappy

今日は朝から仕事だったが、無限ループのように来客。 気づけば夜10時。昼・夜と食べそびれ、 夜9時以降食べない運動に黄信号。 そんな時は、どこまでがOKか、を決める。 飲み物はOK。麻婆豆腐・カレーはアウト。 じゃあ、プリンは?ということでOK…

愚短想 番外編 MALIBU

先日買ったリキュールは、MALIBU。ココナッツ入り。 ココナッツというと、乳白色の液体を想像したが、透明だった。 ただ、氷で割って口にすると、あのトロピカルな、というか 夏のモワーっとした(ゲッツ板谷的にはフリオ・イグレシアスの吐息のような)…

日本国憲法百景 (40)

心の中の独裁 人間が持つ先入観は、時として「独裁」につながることがある。 勿論、個々の意識は、「独自」であり「独善」であり「独裁」であることに違いない。 しかし、思う度にそこに歯止めとなる「認識」「常識」「見識」がある。 人は何かを成し遂げた…

ファーストフード・ネイション

渋谷ユーロスペースのレイトショー。 原作はエリック・シュローサーの本。 以前買いながらも、読みきれなかった。 今回は、著者も共同して、映画の脚本を作った。 ハンバーガーショップを基点とした、アメリカ格差社会を描いている。 もはや、昨年の「BAB…

いのちの食べかた

先日、3歳の姪っ子が、テレビを見ていて、 イボイノシシが捕まり、両足を吊るされているシーンを見ていた。 母親が「ハーちゃんはお肉が好きでしょ、お肉はああしてできるんだよ。 あの人たちも生きるためにやってるんだよ」と話していた。 姪っ子はきょと…

フローズン・タイム

今日は、なぜか気合を入れて、映画3本観た。 書きたい順番があるため、今日は2本目に観た映画を。 渋谷Q-AXシネマにて。 原題・原作は「CASH BACK」という短編モノ。 本当は1本目と3本目の間に時間的に丁度良かったから観た、 という非常に…

アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生

シネカノン有楽町2丁目にて。 先日の指摘があったせいか、待合の椅子が置かれるようになった。たった3脚。 2つあるスクリーンの小さいほうで初めてみた。はっきりいって狭い。 真ん中でみてもスクリーンが小さい。 写真家アニー・リーボヴィッツの生い立…

こどもの本 おとなの本

日曜日に姪っ子が来た。 その日も仕事だったので、本屋に寄りお土産を買う。 去年流行った「おしりかじり虫」の絵本を購入。 帰宅後、姪っ子が読み始めたが、「読みたい」よりも睡眠が勝ってしまった。 しかたなく、一人で読んだら、「おしりかじり虫」には…

Alison

ヴァレンタインの際、思い出す歌は、「Alison」 歌詞の中に「ヴァレンタイン」という言葉があり、 確認をしてみると、こんな詞だった。 I'm not going to get too sentimental like those other sticky valentines, 'cause I don't know if you are loving s…

愚短想(79) 二つの別れ

人生においてほんの一瞬だけの接点でありながら、 なんとなく記憶に残っていることがある。 それが「別れ」という瞬間に立ち会うことによって、 当時のことが、急に意識の中に鮮明に現れる。 「二つの別れ」とは、川田侃氏と内外学生センター東京学生交流会…

愚短想(78) カロリー表示を気にする

「夜9時以降食べない運動」は、ほぼ習慣となってきた。 いまは「1日2食」生活になってしまった。 そのせいか、体重は順調に減っている。 このままだと近いうちに「大台割れ」も夢ではなくなった。 1回、方向性が定まると、気持ちが乗ってくる。 ここ最近…

愚短想(77) 作品・商品・製品

川上未映子の本が、近所の本屋で平積みになっていた。 芥川賞を取る前は、『そら頭がでかいです…』を買うのすら、結構探したというのに。 やっぱり、賞を取ると、ここぞとばかりに増刷もされたんだろうなあ。 ただ、あの本の雰囲気からいうと、普通の本屋の…

日本国憲法百景 (39)

一線を越える 人間の中には、「正」と「負」または「正」と「邪」が混在する。 あるいは心理学的にいえば、本来のありえない姿を「影(シャドウ)」と呼び、 絶えずその誘惑に駆られることもあるだろう。 人間の性格の中には、絶えずオセロゲームのように、白…

愚短想(76) 上手くいかないこともあるさ

キレませんように、キレませんように。 昨日の映画観る前、時間つぶしに行ったロイス・カフェは満員。 久々に「穴倉」の銀座コロラドに行く。 狭い店内の奥に本当に狭い部屋が別にある。 ここは平日、サラリーマンの憩いの場なので、客入りも少なめ。 ブラジ…

潜水服は蝶の夢をみる

有楽町のシネカノン2丁目にて。(「松戸」の田舎臭さを与えてくれるイトシアビル4階) 休日ということもあり、1時間以上前には、チケットを買いに行ったが、最前列だった。 もっとも、劇場内は狭いこともあり、最前列はみんな足を伸ばしてくつろいで見てい…

マリア・カラス最後の恋

日比谷シャンテ・シネにて。 いつもながら、ここの客層は割りと上。 今となれば、映画の題から察すべきだが、マリア・カラスの生涯を 描いた映画という訳ではない。原題は「カラスとオナシス」。 マリア・カラスと海運王オナシスの愛憎を描いた物語となって…

森村泰昌 『「美しい」ってなんだろう 美術のすすめ』

理論社の「よりみちパン!セ」シリーズ。 先日の森村泰昌の「荒ぶる神々の黄昏/なにものかへのレクイエム・其の弐」を 見に行った際に購入。手に取ったそのページの紙質が印象的だった。 正直なところ、セルフ・ポートレイトという手法がどんなものか、理解…

愚短想(75) エレベーターに神様はいますか?

今日も仕事が遅くなり、23時半に我が家のある団地にたどり着く。 1階には、コンビニが入っているので、そこでビバークしてから呼吸を整える。 最近、どこのコンビニにも野良猫が居ついていることに気づく。なかなかの三毛猫。 ある意味、人間の抱えたストレ…

愚短想 番外編 チョコプリモ

最近、創造的な昼食への希求心から、今日は期間限定品ばかりを食す。 ファミマで売っていた、カレーおにぎり・シチューおにぎり・ハヤシライスおにぎり。 そして、餅入りチキンラーメン。やっぱり何かがおかしい。 極めつけは、久々に行ったプリモでのチョコ…

愚短想 番外編 ベイリーズ

9時から食べない運動は俄然、継続中。 朝8時半に朝食、夕方5時に昼食を取ると、仕事が終わる遅番の9時半には、 食事にありつけない。ここからが勝負。 と言いつつも、身体がだんだんと順応しているのを、肌身に感じる。 朝にしても、遅い昼にしても、取…

愚短想 番外編 御門屋(みかどや)の揚げまんじゅう

誕生日のプレゼントは「とっておき」を用意した。 ケーキよりも喜ばれると思い、目黒・御門屋の揚げまんじゅうを持っていく。 今や目黒を代表する、というよりも、自分はいつも東京土産にしてしまっている。 昨年の石巻に行ったときも、お土産にしている。と…

愚短想(74) 餃子の思い出

中国産の餃子の異物混入事件が、連日、マスコミに取り上げられている。 見ている人たちも正直、「食中毒」ならぬ食傷気味ではないだろうか。 思いつくままに、遺伝子組み換え大豆・BSE・雪印牛乳・ミートホープ・ 不二家・赤福・船場吉兆など、枚挙にいとま…

日本国憲法百景 (38)

キレイになることでの「拷問」 今日、久しぶりに新宿の「T(店名は伏せる)」に行く。 この店は、新宿の喧騒からは外れ、落ち着いて飲める場所。 特に奥の座敷は、「隠れ家」という腐った表現が流行る昨今、 (だいいち「隠れ家」を売りにする居酒屋って論理矛…

しろたえとおにぎりと酒井俊@高田馬場

今日は、色々あって、一人で仕事となった。 昼食を買いにいけず、冷蔵庫にあったケーキとお菓子でしのぐ。 「パンがなければ、お菓子を食べればいいのよ」 マリー・アントワネットの言葉が鮮明になる。 今日は、楽しみにしていた酒井俊のライブが職場近くの…

愚短想(73) EARLY TIMESの思い出

9時以降食べない運動は継続中。 晩酌にありつけない時のために、お酒を買おうと思った。 近所のスーパーでは、なかなか良いのが見つからない。 ので、久々にEARLY TIMESを買った。 大学生になって、初めて買った洋酒がEARLY TIMESだった。 当時、ライ・クー…

人のセックスを笑うな

シネセゾン渋谷にて。 空いている昼間の回を狙って、と思ったら、長蛇の列。 まだ単館上映だからか。(こういう「話題づくり」もあるんだよな…) スタッフが、映画名を連呼して会場整理をしていた。 最初のうちは、やはり気恥ずかしさもあったのだろうか…。 な…