花鳥風月記

流れる水に文字を書く

人のセックスを笑うな

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シネセゾン渋谷にて。
空いている昼間の回を狙って、と思ったら、長蛇の列。
まだ単館上映だからか。(こういう「話題づくり」もあるんだよな…)
スタッフが、映画名を連呼して会場整理をしていた。
最初のうちは、やはり気恥ずかしさもあったのだろうか…。
なんとか、残り3席のタイミングで入れたが、最前列の端になった。
予告編を入れて、2時間半で、首が45度曲げっぱなしがキツかった。

山崎ナオコーラの原作とは、設定が大きくかけ離れている。
舞台は、東京から、群馬県桐生市へ。
ユリは、「美術Ⅱ」から「リトグラフ」の講師に。
えみちゃん役・蒼井優の出番が結構多かった。

映画の印象は、蒼井優の指の細さと、永作博美の足の細さが印象的だった。
以前、原作を読んだとき、映画化されて「佳作」にはなるだろうと思っていたが、
まあ、良い意味でも、悪い意味でも若干裏切られた感を持つ。

群馬県の冬の朝に、靴擦れしたからといって裸足で歩けるのかよ、という突っ込みを
冒頭のシーンで入れてから、自分の評価が固まってしまった。

原作に縛られず、いろいろと意欲的に取り組んでいるところもあったと思う。
「かわいい」「のんびりした感じ」「雰囲気が良い」という評価もあると思う。

でも、もっとすっきり作って欲しかったなあ。137分は長すぎる。
90分位にして、もっと設定や配役を絞り込んだ方が良かったなあ、と思った。

エンドロールで、顔見知り発見。もっとしっかり頑張れよ!Y氏。