花鳥風月記

流れる水に文字を書く

2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

愚短想(88) 再会と出会い、そして別れ

タイトルは春の季節そのものだが、酒の話。 昨日、久しぶりに赤霧島が売っていた。 季節限定ということもあり、一人2本までとなっていた。 2本購入。 今回は味わって呑もう。 今日は、お店で、たまたま目にした栗の焼酎 「ダバダ火振」を呑む。勿論ロック…

愚短想(87) 高田馬場から新宿を見つめる

山手線の駅の中で、高田馬場は、 割と目立つようでいて、目立たない。 東京と横浜の関係であるなら川崎であるように 新宿と池袋の間にひっそりとある。 8月に行われるサンバ祭りも、もとはといえば、 埼京線が高田馬場を通過することに端を発していた。 今…

愚短想(86) 春の別れは背脂にのせて

桜がそろそろ見ごろになる。 日々の中で、雨や風がこれだけ気になるのも この季節ならでは、だろうか。 駅に向かう親水公園の枝ぶりも桜色に染まりつつある。 日に日に暖かくなりながら、かといってコートが 手放せない。 今日も朝から晩まで仕事。ここ最近…

愚短想 番外編 プリモ桜のプリン

ちょっと前に食べたが、 もう桜の季節なので…。 いつものプリンの上に、 桜の花が塩漬けのような感じで、 ゼリーに閉じ込められている。 桜の花は、しょっぱく、 それがプリンの甘さを引き立てている。 530円。 プリモは高いが、 昼飯の金額とカロリーを…

愚短想(85) 春のサイクリング

連日の仕事の疲れもたまり、休日の今日は昼まで寝ていた。 起きてからも、しばらくアイドリング(江古田ちゃん風)。 映画を観るのも、終わりまで起きていられる自信がない。 よって、久方ぶりにサイクリングに行くことにした。 先ずは、かりそめの愛車ポデロ…

日本国憲法百景 (44)

人間の「価値」に関する簡明な考察 人の「価値」ってなんだろう。 地位・年収・学歴・偏差値・資格・体力など様々な「尺度」がある。 勿論「価値」という概念そのものを否定する考えもあるかもしれないが、 しかし、人間「社会」というものはとかく「価値」…

愚短想 番外編 れもん屋@高田馬場

「昼食抜き」は予想外の食欲を掻き立てる。 人はそれを「リバウンド」というのだが、 この言葉に、いまだにデニス・ロッドマンの馬面が思い浮かぶ。 最初、少し迷うものの、なんとか見つかる。 広島風お好み焼きを頂く。 少し狭い店内は、広島にゆかりのある…

愚短想(84) 春眠の暁

ついに、大台を割った。 ここ2週間の攻防でようやく光明が見えてきた。 10年ぶりの快挙。けど決して苦しいわけではない。 写メを撮ろうと携帯を持つと、表示がピン、と変わる。 そんな微妙な数字ではあるが、割ったことには変わりない。 というわけで、祝…

愚短想 番外編 唐揚げ牛めし@松屋

時間がないときは、大抵「松屋」か「なか卯」に行く。 今日の晩御飯は、松屋で10分。味気ない。 期間限定で、唐揚げの丼が用意されていた。 今回は、牛めしとのコラボを楽しもう。 急いで食べたので、印象は、牛蒡がわりと辛く煮付けてあるなあ、 といった…

愚短想 番外編 龍高飯店@西葛西

西葛西を降りた時点で8時半を回る。 帰宅したところで、食事にありつけるのは9時を過ぎる。 よって、どこかで食べていこう、と思ったが、 駅前を通りすぎると、なかなかお店がない。 ファミレスは避けたい。 そう思ったときには、道路を挟んだ向い側に、 …

胡同(フートン)の理髪師

神保町岩波ホールにて。休日のせいか混んでいた。 オリンピックを機に更なる街の近代化を目指す中国で、 紫禁城近くの、日本で言う「長屋」で慎ましく生計を立てる 老理髪師チンさんの日常を追っている。 パンフレットを見て知ったのだが、この映画のモデル…

ノーカントリー

日比谷スカラ座にて。 新しくなった東京宝塚ビルに入っている。 久しぶりに大きなスクリーンで映画を観る。 アカデミー賞にも選ばれたコーエン兄弟作の映画。 ストーリーは、テキサスの荒涼とした地で、 麻薬売買のトラブルの現場跡で、 大金を手に入れたベ…

4ヶ月、3週と2日

銀座テアトルシネマにて。 2007年のカンヌ国際映画祭で、パルムドール(最高賞)受賞。 内容は、1987年のルーマニアで、学生寮のルームメイトが 違法とされた妊娠中絶をすることから、端を発する物語。 チャウシェスク政権の末期で、独裁政権の中でも、 独…

おそいひと

渋谷のシアターNにて。 重度の脳性まひの主人公が、日常の感情のもつれから 殺人鬼に変容してしまうストーリー。 障害者を殺人犯にすることに各方面から非難があり、 結果、公開まで3年を要した。 公開に至った経緯も、海外での評価が良かったから。 観て思…

酒井俊@MANDA-LA2【2008年3月16日】

Tiny Adventure Stringsの12回目。 仕事を終えてから、吉祥寺へ。 簡単な夕食と明日の送別会の品を買ってから入ったため、 最初のステージのは途中からだった。 今回のゲストは、八木啓代(ボーカル)と小林智詠(ギター)。 丁度ギターソロのところから聴く。 …

長江哀歌(エレジー)

恵比寿の東京写真美術館にて。 原題は、「三峡好人」英語名は「STILL LIFE」。 確かに劇中に哀歌らしき感じはなかった。 唯一、それらしさを感じるのが、子供が朗々と唄っているシーン。 中国の「万里の長城」にも匹敵する「三峡ダム」の建設をめぐって、 静…

接吻

渋谷ユーロスペースにて。 先週から封切のわりには、客の入りは今ひとつ。30人くらい。 ストーリーは、一家惨殺事件のニュースを見た一人の女性が、 その殺人犯に共感と恋心を抱き、それを見守る弁護士との 三人の絡み合うストーリー。 一つの着想を基に、…

愚短想 番外編 チーズかつ丼@富士そば

今日は気合の映画3本。 16:00から恵比寿。(少し遅れたが、予告編終了ぎりぎり間に合う) 18:05映画終了、そのまま渋谷へ。 18:40から2本目。ユーロスペース。 20:40映画終了、3本目はシアターN(昔のユーロスペース) 21:10の開始…

日本国憲法百景 (43)

掛け算の常識と不思議 「マイナス1かけるマイナス1は1」 みんな、そう覚えているはずだが、 ではなぜそうなるかについては、 理解していない人も多い。 数直線で、距離や向きで説明する人がいる。 あるいはトランプを使って説明する人がいる。 いずれも「…

愚短想 番外編 いいちこ

ついに「下町のナポレオン」に手を出した。 だからといって、ナポレオンが、「山の手のいいちこ」とは言わない。 もともと麦焼酎はあまり飲まないが、ホッピーとセットで買う。 今回はアルコールが低めの20度にする。 今日は明日の仕事も考え、単純にロッ…

愚短想 番外編 ある意味デコワゴン

先日スーパーへ買い物に行った際、駐車場に止めてあったワゴンを撮影。 酒屋さんの車。「さわ~のつる」にコードが付いてある。 果たしてこれを演奏する人がいるのだろうか、はなはだ疑問だが、 脳幹には、かつてテレビで流れた、あのメロディが蘇る。 しか…

萩原雅紀 『ダム』『ダム2』

前々から気になっていた写真集を衝動買いする。 人間社会(特に為政者)の作る巨大建築のなかで、現代にもその系譜が 受け継がれているのがダムである。 ある意味で、ダムを見て楽しむ人たちのなかでは、ピラミッドや東京タワーと 同列の思いで見る人もいるだ…

愚短想(83) 「お笑い」について

ここ最近は仕事の方が忙しく、その反動で休日は家にいる。 今日も3歳の姪っ子と母(姉)が来て、みんなで舞浜の温泉(?があるらしい)に行こう、 とのことだったが、疲労と余計な風邪を貰いたくないと思い、断る。 実は、連日喋り続けていたせいか喉を痛めてい…

愚短想(82) いのちを繋ぐもの

AED(自動体外式除細動器)を職場に設置している。 心臓麻痺などの不測の事態に備えて、とのこと。 当初、電気ショックで、止まった心臓を動かすのかと思ったら、 そうではなく、心臓の痙攣などによって、ポンプの役目を果たさない状況を リセットさせる処置…

愚短想(81) 言葉の変換

今日は、疲れているせいもあり、ほんとうにくだらない話。 ものの名前を認識するとき、時々、ことばを入れ替えてひとり遊びをしている。 例えば、 カナダドライ・ジンジャエール⇒カナダジライ・ドンジャエール(味の想像がつかない) リアルゴールド⇒ゴアルリ…

愚短想(80) 目黒雅叙園のカール・マルクス

今日(実際は昨日)の朝日新聞に、目黒雅叙園の記事が出ていた。 百段階段が特別に公開されていた、との記事だった。 豪華絢爛な結婚式場としても有名だが、6年ほど前に一旦、経営破綻した。 その後、外資や他のウェディング会社の傘下に入り、 現在も、その…

愚短想 番外編 HPNOTIQ ヒプノティック

深夜の空腹を紛らわすためのリキュール。 もはやシリーズ化。その代わり、ビールは飲んでいない。 フルーツカクテル・リキュール。フランス産。 フルーツはキウイ・パイン・ブルーベリー・パッションフルーツ・ブドウなど 7種類以上をブレンドしたトロピカ…

愚短想 番外編 渋谷シャルマン

映画を観る前に、前々から入ろうと思った店に行く。 サイフォン式で本格的なコーヒーが楽しめる。 キリマンジャロを飲む。 キリマンジャロ特有の酸味があり、コクがある。 それでいてしつこくなく、美味しい。砂糖・ミルクは一切不要。 久々に美味しいコーヒ…

安楽寺えみ Snail Diary

表参道のラットホールにて。 今日初めて気づいたが、一応、展示スペースにRat hole(ねずみの穴)があった。 安楽寺えみの略歴を確認。武蔵野美術大学で油絵を学び、10年間の療養後、 93年より銅版画製作、98年から本格的な写真を始める。 現在、国際…

牡牛座レーニンの肖像

渋谷のユーロスペースにて。 この前の「ファーストフード・ネーション」でも思ったのだが、 スタッフの人、風邪ひいてんだかどうだか、結構、声を出すのが辛そうで、 それで館内放送をするものだから、失笑が漏れていた。 今日は、1日の感謝デーで、1,0…