花鳥風月記

流れる水に文字を書く

2009-01-01から1年間の記事一覧

愚短想(185) 年の瀬とユズリハ

帰宅途中の遊歩道は、夜10時を過ぎると、人通りも少ない。 この時期、凛とした寒さと静けさのなか、街路灯が煌々と光っている。 直接当たるものもあれば、間接的な照明によって、 ぼんやりと緑色が浮かんでいるものがある。 初夏の時期であれば、それは紫陽…

愚短想(184) 師走は走る

今年の年末は休みが少なく、かつ妙に疲労がたまる。 そのせいか、寝坊・寝過ごしが2日続けて起きる。 まあ、仕事には影響はないものの、結構キテルなあ…。 今日は、元旦の職場用の買い物があり、 南砂にあるドイトに出勤前に寄る予定だった。 ちょっと早め…

愚短想 番外編 主戦を欠いた熱戦 勝九。@高田馬場

夕方の外食事情は、12月とあってもさほど変わらず、 またしても宇都宮餃子「勝九。」のお世話になる。 今回は、新メニューと思しき餃子と肉野菜炒めのセット750円にする。 割りとリーズナブルな価格設定で、充分な量。 やや野菜炒めが薄味のような…。しかし…

愚短想 番外編 ファンケル ジューススタンド@八重洲地下街

先日、有楽町ジャポネのチャイナの横綱を食べた後、 東京駅までいつものコースを歩く。 途中、喉が渇いたが、どことなく普通の飲み物はいやだなあ、と思い、 生ジュースでも、と思った。 結局は大丸地下に行くまでに、このお店で健康そうな飲み物をのむ。 以…

愚短想(183) 銀座往来

ハンバーガーチェーンのウェンディーズが今月末、全店舗を閉鎖・撤退する。 今回のテーマとやや外れるが、ウェンディーズのイメージは 横浜伊勢崎町あたりにある。学生のころなんとなく横浜に行った時の おしゃれな?イメージと合致した。 マクドナルドより…

愚短想(182) 甘い解決―すべての武器と貨幣をお菓子に

喜納昌吉は「すべての武器を楽器に」と歌っている。 銃声よりも歓声を、 阿鼻叫喚よりも歓喜の歌声を いのちを奪うよりも、こころを奪うことを。 ヤソ教の始祖の誕生日に 恵まれない子(自分)に与えられたお菓子の箱のふたにこう書いてあった。 「お菓子を食…

日本国憲法百景・再び (10)

たる要件… 最近、サンタの格好が珍しくない。 チキンやケーキ、さては携帯電話・パチンコの勧誘ですら、 赤いコスチュームを身にまとう。 いまや缶コーヒーのCMでは、トミー・リー・ジョーンズすら着る。 東急ハンズには、多くのサンタ衣装が陳列されてい…

愚短想 番外編 横綱に勝つために

今年はとにかく狙っていた。 やはり有楽町ジャポネの「横綱」は攻略したい。 先ずは、高田馬場パスタ・デ・ココのナポリタンのWサイズで力ならし。 そしてこの前、ジャポネに向かう。 まだ食べていない「チャイナ」の横綱にする。 すると朝青龍か白鵬か、と…

愚短想(181) 夜鳴きそばの味の半分は優しさでできている

高田馬場「みつぼ」でホッピーをしこたま飲んで、終電に間に合わず。 東陽町までは行けたが、そこから先は歩くのはキツイので、タクシー。 そのままタクシーを拾うのも癪だったので、ラーメンを食べることにした。 待ってましたと佇むお店は、平日深夜は入り…

愚短想 番外編 ちゃぶとん@西葛西

忘年会の際、友人が「今日のことも“夜のブログ”に載せんだろ」と言っていた。 なんか“うなぎパイ”と勘違いしてはいないか、と思ったが、確かに更新は夜が多い。 帰りしな、結構冷えた身体を暖めるために、ラーメンを探す。 「ちゃぶとん」は前回の印象があり…

愚短想 番外編 野焼@新橋

こちらも「新しい現実」氏のいきつけの店。 混んでいて、客がそとにまけ出て、寒い中飲んでいるところを、 店の中のテーブルに案内された。馴染みは強いなあ…。 「ホイス」を飲む。結構グイグイといける。 そして火曜日・木曜日限定の「塩ホルモン」を頂く。…

愚短想 番外編 竜馬@新橋

大学時代の友人と忘年会。 個人的には仕事の関係上、忘年会はほとんどない。 ので、今年はこれが最初で最後のような気がする。 鍋を囲んで、という目論見もあったが、 「新しい現実」氏のいきつけの立呑み屋で一杯となった。 新橋なのでサラリーマンが多い。…

吉田拓郎 「イメージの詩」

吉田拓郎については彼がフォーク界のカリスマ的存在の頃は良く知らない。 なので、その辺の薀蓄をかたむける勇気は、ない。 テレビに出ない(または出ないことを是としていた)頃から、 時々耳にする程度だった。 10年くらい前から、「どうしたの?」という…

キャピタリズム マネーは踊る

日比谷のTOHOシネマズ・シャンテにて。マイケル・ムーア監督作品。 原題は「CAPITALISM:A LOVE STORY」邦題は映画の内容から見ると失敗作か…。 マネーは踊っていない、毟(むし)り取られている。 きっと邦題の考案者は、経済的に裕福なひとなのだろう。 スト…

愚短想(180) 一人歩き居酒屋開店

一人で居酒屋に入るのは、なかなかタイミングとして難しい。 それが旅行先であれば問題ないが、 どうせならちょっと我慢して家酒の方が安上がり、と考えると二の足を踏む。 しかし、どうしても一杯と思うときは、普段立ち寄るコンビニで手を伸ばす。 たまに…

愚短想 番外編 馬場よしお@高田馬場

「馬場よしお」は店の名前である。 少し前に開店。その時のチラシには、「馬場さん」割引があった。 確か「馬場さん」という方がいれば2,000円くらいかの割引だそうだ。 おでんと馬肉が売り、とのこと。 開店からしばらく経ったが、入ってみる。 もとは、レ…

愚短想 番外編 ベルクでコーヒーを@新宿

新宿で映画を観た後、駅直近の店「ベルク」に行く。 先日読んだ井野朋也氏の本で気になってマイシティ(今ではルミネ)の 地下街も見てみたが、見事にオシャレタウンになって、飲食店は ハーブティーのスイーツショップ以外は無くなっていた。 どの店も、自分…

筑紫哲也 『若き友人たちへ』

学校の先生でもない限り、これほどまでに若い人たちに メッセージを送る人はいないのではなかろうか。 自分が子どもの頃から、そして「若い人」の時、 そしてその年代を「卒業?」してしまってもその声は変わらなかった。 本書を読んだ時、「若い人」だった(…

いのちの山河 ―日本の青空Ⅱ―

新宿武蔵野館にて。 以前、この映画の撮影ボランティアを募集している、というチラシがあった。 最後の方のシーンで「ああ、これか」と思ったが、結構寒そうなシーンだった。 数々のボランティアに支えられ、完成した作品だと思った。 (エンドロールに出てく…

川上未映子 『世界クッキー』

最近1年半に渡って書かれたものを一冊にまとめている。 「アソート」でありながら、確かに読むと「世界クッキー」に思える。 読み進めると「おおさかのねえちゃん」然としたところもあり、 親近感も感じなくはない。 …だいたい人生という一回こっきりのドラ…

愚短想 番外編 ぽど@スナモ

スナモの4階フードコート内にある。 今回は、韓国料理をセレクト。 といっても、夕食前なので、 ヘビーなものではなく、(値段はかなり良心的) 気軽に食べられる「ホットク」というものにした。 なんか放置されたような名前だが、 日本でいう「お焼き」みた…

愚短想 番外編 ジャパン・ビバレッジのコンビニ@小学館地下

神保町で18時半からの映画を観る前に夕食を済まそうと思い、小学館地下に行く。 レストラン「七條」の海老フライを食べたいと思ったが、開店が18時なので諦める。 その並びにあったコンビニの前に、沖縄そばが置いてあった。 沖縄そばとミニカレーがついて60…

愚短想 番外編 カフェ・マメヒコ@渋谷

渋谷のアップリンク角を曲がってぶらぶらしたら発見。 「マメ」を名前に出すのは、きっと素敵に違いない、と思い入る。 日曜日だったせいか、満席で、席の案内までしばらく待機。 店員さんが、その店のフリーペーパーをくれる。 店内には、コーヒー豆は勿論…

カティンの森

岩波ホールにて。 アンジェイ・ワイダの作品は今までいくつか観てきた。 「灰とダイヤモンド」「コルチャック先生」「鷲の指輪」など。 「灰とダイヤモンド」は20年位前、三軒茶屋で上映会とパネルディスカッションがあり、 筑紫哲也が「最後、主人公マチェ…

バグダッド・カフェ ニュー・ディレクターズ版

渋谷のユーロスペースにて。 土曜日初日の翌日とあって、ほぼ満員。 殆どがきっと、一度(ならず二度?)この映画を観ていると思う。 20年前池袋で観た記憶がある。 JEVETTA STEELEの「CALLING YOU」が気に入ってサントラ盤も買った。 当時はまだ、西武セゾ…

愚短想(179) サービスとセットの違い

元来、流行で人が多く行くところに行きたがらない。 大抵は、近所で適当に買ってしまうか、 昔から行っているところで買うか、 閉店セールのドサクサや現品処分で安くあげるか、なので 決して「賢い消費者」ではない。 単に「めんどくさがり」なのかもしれな…

愚短想(178) 形は消える 記憶は残る。

クリーニング屋への帰りに、久々にイレール・アントルポで ケーキを買って帰ろうとしたら、閉店していた。 「テナント募集」の貼り紙の奥で、店舗の後片付けをしている影が動いていた。 まあ、確かに場所が悪かったかもしれない。 交通の便が悪く、かといっ…

愚短想 番外編 ローソン プレミアム エクレア

Uchi cafeシリーズの一品。 休憩の際、購入。「スプーンで食べる」との触書とおり、 スプーンはやはり弁当で使うものがあてがわれた。 正直にいうと、スプーンでは食べづらい。 生地が切れません。 むしろクリームをすくって食べる程度で、 その後の食べる姿…

William Ackerman 「Passage」

ウィンダム・ヒル レーベルの由緒正しき聴き方は、 1.まず森を探す。幹が太く結構な密集度があれば、迷わず行く。 2.音楽のスイッチを入れる。 3.視界を水平から上方30度に向けて往復させる。 そしてしんみりする。 雪が降っていればなお宜しい。 大…

愚短想(177) 一六タルトとペアルック

職場で一六タルトを貰った。 それが愛媛の特産であることは、14年くらい前に知った。 大学を卒業して、仕事をしながら運転免許と、遅まきながらマイカーを購入。 中古で30万円。前のドアは、一度カギを壊されたのか、車のキーが2つ付いていた。 トヨタコロ…