川上未映子 『世界クッキー』
最近1年半に渡って書かれたものを一冊にまとめている。
「アソート」でありながら、確かに読むと「世界クッキー」に思える。
読み進めると「おおさかのねえちゃん」然としたところもあり、
親近感も感じなくはない。
…だいたい人生という一回こっきりのドラマがここに脈々としてあるのに
さらに人々は何が悲しうて紙に刷られた物語を求めなければならぬのでしょうか、…
(17ページ)
上記は、小説「ヘブン」にも同じくだりがあった。
ものごとをじっと見つめる、というか考えるなあ、と思うのが、
結構「境目」にこだわっているなあ、というところ。
もっとも、それが、自分の感覚器官を通して語っているので、
少しざらついた「共有感」を持ちつつ、「なるほどなるほど」と…。
「アソート」でありながら、確かに読むと「世界クッキー」に思える。
読み進めると「おおさかのねえちゃん」然としたところもあり、
親近感も感じなくはない。
…だいたい人生という一回こっきりのドラマがここに脈々としてあるのに
さらに人々は何が悲しうて紙に刷られた物語を求めなければならぬのでしょうか、…
(17ページ)
上記は、小説「ヘブン」にも同じくだりがあった。
ものごとをじっと見つめる、というか考えるなあ、と思うのが、
結構「境目」にこだわっているなあ、というところ。
もっとも、それが、自分の感覚器官を通して語っているので、
少しざらついた「共有感」を持ちつつ、「なるほどなるほど」と…。