花鳥風月記

流れる水に文字を書く

2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧

愚短想(301) 取り戻す考

現政権のキャッチフレーズが 「日本を、取り戻す」 その諮問機関が、 「教育再生実行会議」 その底流には 「かつてあった何か」を 求めているようだが、 それが何か判然としない。 「経済的な繁栄」といっても そこには長時間労働や公害が存在し、 「平和な…

愚短想 番外編 ベトナムカレーのバインミー@高田馬場

広島旅行記を書き連ねている間、 食べ物ネタがたまりすぎて、書くのが幾分、面倒になる。 時系列でなく、思いついたのをランダムに…。 11月のバインミーはベトナムカレー。 レバーをカレーで煮つけたような感じで、 結構スパイシー。 決して辛すぎず、レバー…

日本国憲法百景・再び (72)

並びに 特定秘密保護法案が、衆議院を通過し、参議院に送られた。 市井の声は、拙速とする声が今更ながらに大きくなっているようだ。 「ようだ」と記したのは、元々の音量は変わらないものを ようやくマスコミが取り上げたことに過ぎないからだ、という思い…

日本国憲法百景・再び (71)

引き続き 本日、「特定秘密保護法案」が衆議院を通過した。 ま、参議院で審議未了の廃案にならない限り、成立するのだろう。 昔でいう「スパイ防止法」は、自分たちの「任意」で秘密の設定にできる意味で、 外国のそれ(敵国に対して)よりも、どぎついもの…

Joan Baez 「Amazing Grace」

Joan Baez - Amazing Grace (Live) Amazing Graceは、いろんな人が唄っている。 心が洗われる美しい歌声もあるが、 ジョーン・バエズのそれは、 美しさと力強さが兼ね備わった 心を打たれる歌だ。 若い頃のライブ盤を聴いたとき、 まさにシビれた。 ボブ・…

愚短想 番外編 広島から東京へ

西条から広島に戻ってきたのは14時頃だった。 帰りの時間を考えると、そろそろかな、と思い、 みどりの窓口へ。 14時半ごろの切符にする。 ま、5時間と考えると、東京に着くのは19時半。 念のため、弁当も買っておく。 今回、カキをあまり食べなかったので、…

愚短想 番外編 くぐり門珈琲店@西条

酒造会社6軒回って、丁度いい頃合いだったので、お昼にする。 土産物屋と思ったら、2階でカフェ営業をしていたので入る。 街並みがクラシカルな感じなので、古民家風の店内は良く合った。 平日ということもあり、お客は外人さん1人くらい。 週替わりラン…

愚短想 番外編 白牡丹@西条

酒造会社めぐりの最後は白牡丹。 店内の壁に、美味そうな酒瓶は陳列されているものの、誰もいない。 良く見ると、販売のみで、「見学・試飲は対応できません」とのこと。 案内されたルートの最後、というのも何となく理解できる。 同じ地域にあっても、いろ…

愚短想 番外編 西條鶴@西条

他業者と違い、割と小規模でやっているようだ。 各社に聳える煙突も、ここでは現役選手らしい。 近代化とは一線を画す、という姿勢が何となく良かった。 それは、試飲の案内でも現れ、 女性の役員さん?が懇切丁寧に説明をしてくれた。 また、酒を変えるたび…

愚短想 番外編 亀齢酒造@西条

今回、広島で飲んだ日本酒の中で 最も評価の高かった亀齢酒造へ行く。 試飲コーナーと土産物コーナーが一つになったようなスペースがあり、 そこでの試飲となる。 あいにく、先日飲んだ酒は売り切れの様子。 2~3杯試飲したが、同じカップを使ってのこと。…

愚短想 番外編 賀茂泉@西条

次に訪れたのは、賀茂泉酒造。 こぢんまりとした印象で、奥からお店の方を読んで試飲する。 ここでは3本ぐらい頂いた。 ここでも梅酒があり、なかなかの美味しさだった。 大吟醸酒粕を使った、アイス最中があり、購入。 チョコレート味だったが、甘すぎず、…

愚短想 番外編 福美人酒造@西条

次に訪れたのは、福美人酒造。 入口に、煙突が屹立する。 殆どの酒造会社では、今では使われていないようで、 広告塔のようになっている。 確かに、会社名のような、綺麗な容姿を誇っている。 モデルがおススメしているお酒を大きくPR。 地下水も、たくさ…

愚短想 番外編 賀茂鶴酒造@西条

最初に訪れたのは、賀茂鶴酒造。 試飲場の開場時間が一番早いところだった。 この地域では一番大きな酒造会社らしく、 説明会用のDVD上映もある、なかなか立派なところだった。 西条のお酒は、甘口が多いようだ。 「辛口はありますか」という問いには、 …

愚短想 番外編 西条へ

最終日。行くべきところは行った感があって、 帰りの新幹線の前に、気軽に行けるところを探した。 酒造の街で、試飲が結構できそうだ、ということで西条にした。 山陽本線を30分程乗る。 途中の瀬野駅からは、何やら大きなモノレールのようなものが延びてい…

愚短想 番外編 カープの赤 駅うどん@広島駅

最終日。酒の街、西条へ行く。 その前に、どうしても行きたかった所が…。 駅のホームの立ち食いうどん、その名も「駅うどん」 前の日に、開店前で入れなかったリベンジを…。 折しも、クライマックス・シリーズで勝っていたので、 「下剋上」と銘打って、「赤…

愚短想 番外編 魚樽 袋町本店@広島

長い一日の観光が終わった後、冷たい風に当たったせいか、 温かいモノが食べたくなった。 さりとてラーメンは避けたい。 お好み焼きも3日連続は避けたい。 原爆ドームから、しばし歩く。 袋町小学校まで来た。 立派な校舎の入口のところに資料館があった。 …

桑原史成写真展 「不知火海」

銀座ニコンサロンにて。 銀座の街並みも変わってゆく。 向かい側にあった、ドイツワインの専門店が 再開発の為、閉店・取り壊しとなっていた。 今、足立区・綾瀬にあるようだが…。 長らく水俣病を写真に収めている写真家の桑原史成の 集大成とも言うべき写真…

飯館村 放射能と帰村

新宿のK’sシネマにて。 この映画館は、わりと硬派なものを上映する。 今回も、ドキュメンタリーを特集していた。 残念なのは、観客が少ないこと。 平日の14時過ぎということもあるが、 もうちょいいてほしいなあ…と。 この映画は、福島第一原発の事故により…

愚短想 番外編 平和教育の難しさ

広島の平和記念資料館は、高校の修学旅行で来たことがある。 展示物で記憶に残っているものもいくつかある。 そう、あの街の上に浮かんでいるあの「赤い玉」…。 今でも修学旅行の定番コースになっているようで、 あちこちで集合写真の姿を見た。 この場所で…

愚短想 番外編 世界遺産のはしご 宮島~原爆ドーム

干潮時の厳島神社の大鳥居を満喫し、 原爆ドームへと「世界遺産のはしご」をしようとした。 ドーム近くまで直行便の船があったようだが、 あいにく台風の影響(強風)により、出航せず。 やむなく、松大フェリーから広電に乗り継ぐことにする。 JRも松大フ…

愚短想 番外編 宮島グルメを味わう

広島旅行記が延々と続いているので、 少し駆け足で書いておこう。 早朝とは対照的に、昼下がりの宮島はとても賑わっていた。 参道沿いには、様々な土産物屋が軒を連ねていた。 時間的にも昼食をとろうと、お店を探す。 世界遺産にもなっている観光地は、良く…

愚短想 番外編 再び宮島へ

岩国の錦帯橋から再び、宮島へ行く。 再び、JRの船に乗り、「大鳥居に最接近」を経験。 潮が引いて、人がもう歩いていた。 下りてから、厳島神社は案の定、人が多かったので寄らずに、直接大鳥居へ。 潮が引いても、いく筋かの水の流れは残っていて、そこ…

愚短想 番外編 クレオパトラの涙@錦帯橋 むさし

錦帯橋の土産屋はむさし、小次郎、にしきやなど、 時代にちなんだ店名が目立つ。 名物は岩国寿司らしいが、今回は食べず。 しかし、様々なものを、一斉にそれぞれの店で売る、 といういこともあり、店自体がカオス(混沌)状態となっていた。 むさしのソフト…

愚短想 番外編 錦帯@錦帯橋

錦帯橋を一旦渡った先に、お土産屋などの店が点在する。 そんな中、甘味屋を思わせる作りの店があった。 良く見ると、確かにソフトクリームもあったが、 「牛すじ煮込み」が売りの店だった。 店の中にわりと狭いが、軽食をとる場所があった。 あったかいもの…

愚短想 番外編 錦帯橋へ

狭いバスから解放され、川べりに行く。 三つのアーチは、まるで飛び跳ねる動線をそのまま描いたかのような なめらかな、そして躍動感のある橋だった。 この橋は、河原におりて下から見ることもできる。 木が組み合わさって作られたこの橋の構造は、 幾何学的…

吉田拓郎「唇をかみしめて」

吉田拓郎は、鹿児島生まれの広島育ち。 武田鉄矢が原作・脚本・主演の「刑事物語」のエンディング・テーマ。 ハンガー・ヌンチャクが印象に強い。 それは、クドカンも同じだったようで、 「あまちゃん」でミズタクがハンガーを持った時の マギーの「武田鉄矢…

愚短想 番外編 岩国へ

8時半くらいに、一旦、宮島を後にする。 そこから、岩国にある錦帯橋を観に行くことにした。 9時前の電車にのって、30分くらいの場所だった。 まさか山口県まで行くとは考えていなかった。 工場の煙突や空というか、空気というか雰囲気は、 広島と山口で…

愚短想 番外編 静謐なる厳島神社

ほぼ朝イチ、というタイミングで、厳島神社に入る。 8時前でもやっているのが、神社。 基本、一方通行らしいが、まだほとんど人がいないので、 じっくりと観て回れた。 きっとこれが日中だと、ゴミゴミしていて、 足音や騒ぎ声が耳に痛いのだろうなあ、と思…

愚短想(300) かまた賛江

これは、近い将来に起きうることである。 とある大学の入試課にかかってきた電話の風景…。 (入試課:以下、「入」)はい、入試課です。 (親)うちの子が、そちらの試験を受けて、不合格だったことに納得がいきません。 (入)わが校の試験は、判定は、公平…

愚短想 番外編 宮島へ

前日に、日本酒を飲みすぎて、宿に戻ってすぐ寝て、 午前2時頃に目が覚める。 いくら寝ようにも寝られないので、 諦めて朝まで起きていることにした。 せっかくだから、宮島の大鳥居の満潮時と干潮時を見ようと、 朝の始発に乗ることにした。 台風の影響も…