花鳥風月記

流れる水に文字を書く

日本国憲法百景・再び (71)

引き続き


本日、「特定秘密保護法案」が衆議院を通過した。
ま、参議院で審議未了の廃案にならない限り、成立するのだろう。
昔でいう「スパイ防止法」は、自分たちの「任意」で秘密の設定にできる意味で、
外国のそれ(敵国に対して)よりも、どぎついもののようだ。

「新しい歴史教科書」ならぬ、将来の歴史教科書に想いを馳せてみる。

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2013年、「特定秘密保護法案」が成立し、翌年施行された。
これを機に、日本は再び国家主義の道を歩むこととなった。
太平洋戦争の犠牲を元に生まれた戦後民主主義は、経済的な繁栄が、
やがて国家理念となり、経済の繁栄のため、全体主義的な体制となった。
しかし、昭和初期と違うところは、民主主義と経済的繁栄が「成熟」した
結果としての全体主義であり、国民は、「指示・不支持」「抗争・弾圧」
ということなしに、「無関心」という風潮の中から台頭したことにある。
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さて、引き続きどんなことが書かれてゆくのだろうか…。


第七十一条  前二条の場合には、内閣は、あらたに内閣総理大臣が任命されるまで
       引き続きその職務を行ふ。