花鳥風月記

流れる水に文字を書く

吉田拓郎 「イメージの詩」

イメージ 1

吉田拓郎については彼がフォーク界のカリスマ的存在の頃は良く知らない。
なので、その辺の薀蓄をかたむける勇気は、ない。
テレビに出ない(または出ないことを是としていた)頃から、
時々耳にする程度だった。
10年くらい前から、「どうしたの?」という感じで出ているのが印象的だった。

高校の頃から吉田拓郎を歌っている友達はいたので、
なんとなくは知っていたが、ベスト版を聴くまでは
そこから数年が経つ。

メッセージ性がストレートだなあ、と思ったのはこの「イメージの詩」だった。
さほど政治的ではない、というか等身大の感覚がきっと受けたのだろうと思う。
どことなく寓話的というか格言的で、個々に思い当たるふしはなくはない、
といった感じなのだろうか…。

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いったい
俺たちの魂のふるさとってのは
どこにあるんだろうか
自然に帰れっていうことは
どういうことなんだろうか
誰かが言ってたぜ
俺は人間として自然に生きているのさ
自然に生きるってわかるなんて
なんて不自然なんだろう
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まあ、不自然に生きざるを得ない人間にも、
自然に生きたい、という気持ちはあると思う。