花鳥風月記

流れる水に文字を書く

rodrigo y gabriela

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昨日、人生初の風邪で欠勤。
陽光燦々と眩しい日曜日というのに、自宅に籠もる。うらめしい。
そんなときには、衝動買いの1枚を聴く・観る。

このギターデュオは、タワーレコードで視聴して、即買いだった。
これまでのギターカテゴリの中では一線を画す。
激しいゴンチチ・デバペペというか、ロックなタック・アンドレスというか
どれもが形容しきれない。
ただ、本人たちが言っているのは、ベースは80年代のスラッシュメタルで、
アコースティック(インタビューでは“freedom”といっていた。)に変遷した、
とのこと。

レッド・ツェッペリンの「天国への階段」のカバーや、日本の禅をモチーフとした
「サトリ」など、洋の東西を問わないジャンル(少し哀愁を帯びるような…)なのは、
メキシコからヨーロッパへ「越境」したこともバックボーンとしてあるのかもしれない。

付属のDVDも決して安っぽいものではなく、見ごたえが十二分にある。
教則DVDはご愛嬌だが、サウンド構成については参考になった。

ニッポン放送の例(ライブドア騒動)の「亀ちゃん」をわざわざ帯につけたり、
日本語タイトルは、(ピザの宣伝じゃねえよ!)とてつもなく余計だが、
ジャケットをアレンジしたのは賢明だと思う。
案外、スラッシュメタルの感覚を引きずりすぎて、センスがずれてるのかな、
とワニの目ん玉のジャケットみて、そう思った。

素晴らしい1枚。