花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想 番外編 静邨(せいそん)@神保町

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少し仕事が残り、8時前に退社。
昨日、神保町のミロンガで買った本を忘れたため、取りに行く。
途中、夕食を食べようと店を探す。
竹橋から歩いたので、小学館の地下食の「七條」のエビフライを、
と思ったら、閉店時間

やむなく小諸そば、と思ったが、ちょうどすずらん通りから、
ライトアップされた金看板が見えた。
近寄ってみると、おしゃれなビルに蕎麦屋の屋号が。入ってみる。

とにかく腹が減っていたので、カツ丼と大もりを注文。
カツ丼は、蕎麦屋で食べてきた中で、ベスト1に近い。
揚げたてなのか、衣にひと工夫してあるのか、
サクサク感が残って歯ごたえが良い。
豚肉もいいものが使ってあり、やわらかい。
付け合せのなめこ汁も、最初は熱すぎたが、なかなか美味い。

そして、そばは、店頭に石臼があり、ひきたて・うちたてを食べられる。
麺は太めで歯ごたえががっしりとしている。
つけだれはやや辛口で、もみじおろしうずら卵がついている。
このうずらは手で割るので、ちょっともたつく。
さらに、ちいさな甕のなかには、胡麻だれも入っている。
まさにいたれりつくせりの感があった。
正直、屋号についていた「満留賀(まるか)」系はいつも期待していなかったが、
予想外の美味しさで、評価が変わった。

満腹になったあと、ミロンガで本を受け取ったついでにギロチンビールを飲みながら、
読書を少々。