花鳥風月記

流れる水に文字を書く

ちょんまげぷりん

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恵比寿ガーデンシネマにて。

夕方勤務で、水曜日のサービスデー(1,000円)を利用して観る。
客の入りは午前中の開映にしては、まずまずか。
ジャニーズ系の錦戸亘が出ていたせいか、年齢層は若い。
夏休みで、小学生もいた。

「フィッシュストーリー」や「ゴールデンスランバー」で面白かった
中村義洋監督作品ということもあり、どんなテイストで仕上げるのか関心があった。
単なるコミカルな展開、というよりも、それこそ、「良く練られた」作りになっていた。

江戸時代の侍が、現代にタイムスリップし、
ふとしたきっかけで知り合ったシングルマザー親子の家に居候し、
その「一宿一飯の恩義」に応えるべく主夫を買って出て、
その弾みで料理・とくにスイーツに目覚め、注目を浴びる、という展開。

ストーリーの展開の端々に、少し驚かせる仕掛けがあって面白い。

また、主人公の木島安兵衛が小普請組という、浪人に近く、
現代でいう「就活」とリンクさせるところが、単なるコミカルなものではなかった。

去年観た「BALLAD 名もなき恋の歌」の状況設定がひっくり返った感じで、
オチも、正直に言うと、同じような形だったのが、まあ仕方ないが、
それは「水戸黄門」でいう印籠であったり、
ウルトラマンでいうスペシウム光線のようなものだろう。
温かい眼でみよう。

総じて、面白い映画だったと思う。