花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想(260) 春の陽気

ようやく、春らしい日々が来た。
どんなときにも毎年咲くであろう桜も
満開の見ごろを迎えている。

しかし、どことなく心身ともに優れない。
なんだろう、とおもうことしばし。
加齢による各部位のコリや痛みは、避けようがない。
仕事の出来栄えを気にしていても、仕方がない。
幸福を疑うような様々な諸説が巷間に流布し、
今や、こころからそれを味わうことが至難の業なのかもしれない。

いや、もっと単純な方法がありうるかもしれない。
それは「世間」という間合いを取らない、または無視すること。
ならば今身近にある大小さまざまな自分の世界で
ある種の幻覚に沐浴することができるのかもしれない。

あ、それも諸説か…(笑)。