花鳥風月記

流れる水に文字を書く

探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点

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新宿のバルト9にて。
前作の予想外のヒットで2作目ができたのだなあ、と。

今回は、ススキノのゲイで、友人のマサコちゃんが
何者かに殺害されたのを受けて、犯人を探す中で
政治家や暴力団が絡み、謎の依頼人、バイオリニストの
つかみどころのない影で、捜査が錯綜してゆく。

ゴリのオカマ役は何回か観たが、ハマリ役なのだろうか…。
尾野真千子は、どことなくミヤコ蝶々を彷彿とさせる賑やかさがあった。
北海道と大阪弁というミスマッチもまあ、浮きっぱなし感があって
まあ、良かったのだろう…。

話の展開としては、「壮大な遠回り」といったような感じで、
探偵のシャープさよりも不遇さの方に面白みがある、といった感じか…。
飽きさせない展開を意識してか、バイオレンスな展開もあるものの、
もうちょっとストーリーに複雑さがあっても良いのかなあ、とも思った。

3作目があるかどうか分からないが、
あるとすれば、そこで派手に終わらせるか、
B級映画路線に転向した方が良いのかなあ、と思った。