花鳥風月記

流れる水に文字を書く

ナラタージュ

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舞浜イクスピアリにて。
3本勝負の2本目。

この映画はつくづく「有村架純」の映画だった。
NHKの朝ドラで人気を博した後に、
「大胆なシーン」で話題を呼んでいる、とのこと。
※しっかりと「コードの付いた大胆」だったが…(苦笑)。

それにしても相手役に恵まれない。
彼氏役の坂口健太郎は演技に幅がなく、
先日のTVドラマのまんまであった。

葉山先生役の松本潤に至っては悲劇的だ。
「悲しそうな目つき」といったナレーションで
「本当にそんな目つきをしています!」といった感じだったので、
思わず失笑してしまった。
演技の不自由さを抑圧を利かせたキャラクター設定で
なんとか持ちこたえた、という感じだ。

きっと木村拓哉並みに設定や役回しには
苦心するのではないか、と思った。

ストーリーは教師と生徒との
淡く残酷なラブストーリーという設定。
生徒の大人へ向かう奔流と、
教師の抗うべき運命という逆流で悶え苦しむ。

和式フランス映画といった趣だった。
有村架純は良かったが、もっと配役は考えた方が良いと思った。