花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想 【閉店の風景】高田馬場 琉球亭

イメージ 1

しばらく気づかないうちに、看板がなくなっていた。

初めて店に入ったのは2001年くらいか…。
ランチ営業をやっていた。
週に2~3日くらい行って、常連となり、
「いつもの」でゴーヤチャンプル定食
沖縄そば付きが出てくる。常連のよしみで
そばは半人前から一人前にサービスしてくれた。

昼は弟さん、夜はお兄さんが店を切り盛りしていた。
昼は定時制の高校に通う女の子と
夜はママさんが手伝いや接客をしていた。

格闘技をされていたと記憶している。
たまにビデオで、沖縄の紅白歌合戦が流れていた。

夜はごくたまに行く程度で、
やぎ肉を食べたが、朝まで臭いが残ったことがあった…。

ゴーヤが大好物になったのは、まさにこの店のおかげで、
地元から直送されるゴーヤはそこまで苦くはなかった。

随分と足が遠のきながら、街の風景と認識していたので、
まだ店が続いていたらごめんなさいだが、
いきなり看板が白くなっていたのは、全く悲しい。