花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想 番外編 焼き鳥 有明@高松

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高松市のアーケードは全国でも稀な成功例と言われている。
しかしながら、綺麗に舗装された通りに面した店でも
閉店・移転が目立っている。

その通りを少し入った狭い路地には
昔ながらの居酒屋が点在している。
まだ捨てられない「旧い時」である。

庶民的かつ常連度数が高そうな店。
そんなアウェイな店に入ってみる。
大抵、入り口はすりガラスで中が見えにくい。
そんなときは、扉を強め・早めに「ガラッ」と開ける。
初手の空気で居心地は推測できる。

個人的な見解だが、向こうが若干たじろいだら、
居心地は良いだろう。
逆に何も動じなかったら、早めに店を出よう、と判断する。

今回は自分の居場所はありそうだ、と感じた。
促されるまま、コートをかけて、カウンターに着席。

瓶ビールを注文。
一番搾り」か「ラガー」かを聞かれて、
迷わずラガーを選ぶ。これはもう一択だろう。
お通しが川海老の唐揚げ。風味が強くて美味い。

早速焼き鳥を注文。
若鳥、砂肝、しんぞう。塩で食べる。
いずれも2本ずつ出てくる。
香川県は、鶏の名産地でもあるので、
焼き鳥にハズレなし。
続いて若皮・つくね。こちらはタレで。
若皮が若干レアな感じがしたが、きっとそう仕上げているのだろう。

思えば遠くに来たもんだ、と感じつつ、
しみじみ飲もうと思ったが、
テレビはなぜか録画していた「ブラタモリ」が
流れていた。この日は武蔵小杉の高層マンション。
ちょっと残念だな、と…。

ここでお勘定。待ってる間に
鶏のスープを出してくれた。
お代は2,000円ちょっと。

疲労がピークとなっていたので、
はしごでは飲まず、そのまま宿に戻る。