花鳥風月記

流れる水に文字を書く

2007-08-25から1日間の記事一覧

日本国憲法百景 (4)

小さな罪悪感。 蝉の死骸を踏んづけてしまった。 何の抵抗もなく、半分が粉末のようになった。 生命が宿っていれば、ジジッという鳴き声と体躯の反発があるはずだが、 一切の抵抗の手段を持たなかったその姿に、僅かばかりの罪の意識を感じた。 亡骸とは、確…