花鳥風月記

流れる水に文字を書く

2008-04-22から1日間の記事一覧

前田司郎 『誰かが手を、握っているような気がしてならない』

実験的な小説。 語り手が様々変わる。 神の声が聴こえるというナオを「困惑」という感情で取り巻く 姉のリオ、母のミナコ、父のタカシ。そしてなぜか表れる神。 それぞれが懊悩し、なぜかつながっている。 最初は、場面の展開がつかめずに内容がつかみづらい…