花鳥風月記

流れる水に文字を書く

2008-07-03から1日間の記事一覧

桐野夏生『東京島』

世界一周クルーズから一転、難破して無人島にたどりついた人間を扱った小説。 31人の男と1人の女。 狭小世界で繰り広げられる権威・権力と愛憎が渦巻く物語。 最初の印象は、無人島の「渡鬼」。 次に感じたのは『火の鳥 望郷編』。 それらがよりリアルに…