花鳥風月記

流れる水に文字を書く

2008-11-03から1日間の記事一覧

日本国憲法百景 (74)

初冬の鈴虫 秋が深まった。 たまに浴びる陽射しは、ほの温かさを含むものの、 親水公園の用水路には、沿道を彩る色が薄れ、 枯葉が幾重にも堰き止められる。 用務員が、それを浚(さら)う。鴨が水底の苔を漁る。 水面を這うアメンボは、いつの間にか姿を消し…