花鳥風月記

流れる水に文字を書く

安達久美クラブパンゲア 記憶から現れたジェフ・ベック

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渋谷のタワーレコードにて2枚購入。
ほんとうは、他のCDを探していたが、見つからず、
たまたま新聞か何かで見たことがあり、聴いてみようと思った。

1作目は、ジャケットからみて、もうジェフ・ベック。(WIRED)
どことなく面長なところもジェフ・ベック
細かい速弾き、というよりは、音色やリフがカッコイイ。

2作目は、DVDも付いていた。
客席との掛け合いは、照れも入って初々しい。
女性ギタリストとしては稀有な存在。
カッコイイところは活かして、ガールズ・ガールズしてほしくないなあ、と思った。

ジェフ・ベックといえば、ふと学生時代に行ったコンサートのことを思い出す。
調べたら、1989年、いまから20年近く前の横浜アリーナでのことだった。
横浜アリーナで出来てから間もなかった。
出演者は、ジェフ・ベックのほかに、ニール・ショーン、スティーブ・ルカサー、
そして大御所のチャック・ベリー
ジャーニーやTOTOで腕をならしたギタリストが一斉に集い、
ファンにはたまらない。ただ、各グループの持ち時間は少なく、
解散や脱退で別バンドなので、あまりメジャーな曲ではなかった。

そのなかでも、ジェフ・ベックは、ひときわカッコイイ。
GUITER SHOP」が出たころで、とにかく存在感があった。
最後はジャム・セッションで、スティーブ・ルカサーからギターを借りて
危うく床に叩きつけようとしたところを、スティーブが止めに入ったところが
(おそらくおどけてだろうが)記憶に強い。

そして、当初出演可能か分からなかったチャック・ベリーがオオトリで登場。
生「ジョニー・B・グッド」を聴く。
最初のギターリフを聴いたところで、客席は大盛り上がり。
チャックの例のステップをみて、さらに大歓声。
ほんの1曲、15分足らずだったと思うが、それまでとは全く違う満足感があった。
特に、バックバンドの15歳くらいにしか見えないベースの少年は、すごい演奏だった。
チョッパーのアタックをガンガン入れながら、曲を盛り上げていた。

盛り上がった最後は、吉野家の牛丼でしめたのが、20年近く経った今でも
よく覚えている。