花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想 番外編 いし月@駒込

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まだパソコン解決せず。
こっちの機械がおんぼろなのか…。
ここのそば屋は20年とちょっと生きてきた中で、一番美味い!
そば湯も美味しい!
短文更新で失礼します。

以下、本稿

外回りの仕事先近くに発見。
仕事が11時45分には終わり、
12時50分までに職場に戻るという時間を逆算して、突入。

手打ちそばなので、入ってから打ち始めたら、諦めようと思った。(どっちを?)
少し重厚なドア(引き戸)を開け、入ると異空間だった。
和を中心としながらも、シックな感じで統一され、JAZZが流れる。
ドアの重厚さは、どことなく民家というかおしゃれな土間にいるような感覚。

店主のおっちゃん一人で切り盛りしている様子。
お茶はそば茶。美味い。

せいろ900円を注文。割と早めに出てきた。
「せいろ」という類は、量が少ないのが関の山だが、
量よりも味が勝った。美味すぎる。店内は自分ひとりだったが、
思いっきり「ズズーッ!」という音を響かせた。
美味いそばは、おもいっきりすすると空気も混じって味に甘みが増す。
あっというまに食べ終える。

そば湯を頼む。
出てきたそば湯にはマドラーがついていて、
「かき混ぜて飲んでください」とのこと。
ふたをあけると、白濁色の湯があった。
飲むとものすごい濃厚。いわゆる重湯(おもゆ)のようだった。
そば湯だけでも腹が膨れる。これは初めての経験。

食べ終えると、店主の方から話しかけてきた。
この店はできて1年半。そば湯は打ち粉を溶かしてある、とのこと。
今回のそばは長野の戸隠産のそば粉を使っていて、
来週からは北海道のを使う、とのこと。
好きだからこそ、続けていられるのだろうなあ、と思った。
20年とちょっと生きてきて、一番美味い蕎麦屋だった。