花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想(118) 新幹線の思い出

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11月30日で、0系新幹線の運転が終わる。
新幹線といえば、この車両のイメージが残る。
蚕の幼虫のような形、あのダンゴッ鼻の先には何が入っているのか、
タバコの「ハイライト」を模した配色など、興味は尽きない。
親戚が大阪にいることもあり、旅行⇒大阪⇒新幹線だった。

ここ最近、回顧特集のようなものは、よく出ているが、
ひとつだけ触れられず、物足りなさを感じていることがある。
昔は、車両の中に飲料水のコーナーがあり、
コップは、封筒を半分にしたような簡易式の紙コップを使っていた。
封筒のようなコップの内側には、防水加工されていた。
今のようにジュースを飲むのが当たり前とか、
水におカネを払って飲む、という意識がなかった時代でもあった。

父親と話をしたら、やはり覚えていた。
「あれこそ、今で言う環境に優しいやつなんだがなあ…」と
親子で懐かしんでみる。

とはいえ、きっと期間限定で、復活とかするんだろうなあ、と
JR東海のそろばんを弾く音が聞こえて来るような気がする。
その時には、あの飲料水も復活させてほしい。