花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想(119) 過ぎたるはおよばざるがごとし その2

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このポスターは、高田馬場駅に長らく貼ってある。
さて、この貼ってある間に何が起きたかというと、

アメリカの金融危機が深刻化した。
日本の企業の倒産、特に金融機関の貸し渋りによる黒字倒産が相次いだ。
内定取り消しが増えた。

先日の新聞記事によると、厚生労働省の調べで、
内定取り消しは331名、
正規雇用者は3万人も失職している、とのこと。

内定取り消しも大変だが、この3万人の失職がもっと大きい。
要するに生活の糧がなくなる、ということになる。

さて、このポスター、一体どうしたいんだ?と見るたび思う。
デザインを意識して、訳の分からない外国人の人事部長?を出しているが、
言うまでもなく、外資から、あっさりと人は切っていく。

貼った以上は剥せない、ということなのか。
いずれにしても皮肉甚だしい。