花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想(127) 2009年の穴八幡

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今年もまた、早稲田の穴八幡へ行く。
曇りがちな天気ではあったが、雨はなかった。
出店もまだ軒を連ねていた。

石巻の友人に一陽来復・交通安全を送るつもりで、
それを入れる袋(お財布)を貰う。
自分用には懐中お守り。
もう20年以上行っている。

そばにいた、見知らぬおばさんが、財布を見て
「その袋はもらえるものなの?」と聞いてきた。
いや、これは財布で800円ですよ、と伝えたら、
「ああ、神様も、不況なのかねえ」とぼやいていた。
たしかに、一陽来復は、何かに包まないとちょっと不安になる。
賢い人は封筒を用意している。

そして、いつものごとく三朝庵で「融通そば」を食べる。
あったかいモノでも、と思いながら、反射的に「もり」と答えてしまった。
もりそばは今回初めて。500円。
量はけっして多くはないが、小腹を満たすには丁度良かった。
ゆず粉を麺に直接振りかけて、つゆをつけて食べる。
かけそばよりも、ゆずがダイレクトに感じられて美味かった。

もう何年も続けている習慣―もう風習になりそうだ。