花鳥風月記

流れる水に文字を書く

ジム・モリソンと定額給付金

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先ほど調べたら、18年前にもなる。
オリバー・ストーン監督が製作した「ドアーズ」という映画を観たときのこと。
主人公は、勿論ジム・モリソン。
ジム・モリソンの妖艶で、破滅的な人生を描写した映画だった。

Light My Fire」が売れて、エド・サリバン・ショーに出演の際、
歌詞の「…we couldn't get much higher」のhigherをドラッグを想起するとして
betterに変えるよう指示されたが、原曲のとおり歌って物議をかもしたというシーンが
印象に残っていた。
higherのもつ妖しげな響きを初めて知った。

なんか突拍子もなく話題がとんでしまうかも知れないが、
自宅に定額給付金の申請用紙が送られてきた。
貰うためには、口座やカードのコピーが必要、とのことで、
このセキュリティに敏感な社会においては、
なんともおっぴろげなやり方だなあ、と苦笑する。

文面には、こうある。
定額給付金は、あなたのまちを元気にするために、お使いください。…」
この「元気にする」という言葉が、あのhigherに連想された。
やっぱ怪しいなあ、という感じが否めない。

ジム・モリソンはその後、破滅的な人生の末、夭折したが、
この定額給付金の行く末は、どうなってしまうのだろうか…。