花鳥風月記

流れる水に文字を書く

Bette Midler 「The Rose」

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この曲との出会いは、
姉がかつて英語の専門学校に行っていた時に良く歌っていた。
「家で何か動物を飼っているか」との問いに
「コックローチ」と言い放つ姉ではあったが、
この曲をしつこく何度も練習していた。
だから、ちょっとの間は、とても耳うるさい印象をもっていたが、
後日、つかこうへいの劇「飛龍伝?」を観た時、
この曲が使われていたので、それからもう一度聴きだし、好きになった。

ベットミドラーの曲は、賑やかな曲やヒッピーぽい?のもあるが、
この曲は自然と心を洗われるような感じがした。
スタジオテイクもいいが、ライブテイク(映画「ローズ」のサントラ盤)に
収められたものは特に良かった。
そのサントラ盤だが、姉に拝借され、又貸しをされて帰ってこなくなった。

この歌詞は、最後に人を勇気づける。

When the night has been too lonely and the road has been too long
and you think that love is only for the lucky and the strong,
just remember in the winter far beneath the bitter snows
lies the seed that with the sun's love in the spring becomes the rose

夜、とても寂しくて、あなたのゆく途(みち)がとっても遠くに感じて、
愛は幸運や、力のある人にしか恵まれないと思ってしまうとき、
思い出してみて、冬、息の詰まるような雪の積もった地面の中でも
種はじっと耐えて、春には太陽の愛(陽射し)を受けて薔薇の花が咲くのよ。

同世代のアイドルのニュースが巷間を騒がせている。
実は同時代であっても、良く知らないし、どんな人物かも分からない。
それに足るかどうかわからないが、
どんな人であっても、人として、子を持つ親として、そしてその子に
この曲を聴いてほしいなあ、と感じた。