花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想(160) 約束

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曇り空からやがて雨になる。
夏の疲れがどっと出てきそうな8月30日。
浅草ではサンバカーニバル(29日)
高円寺では阿波踊り
テレビでは24時間テレビといった
夏を締めくくるイベントが目白押しだった。

上がったらいいのか、下がったらいいのか。
20時以降の選挙特番を見る限りは
結局はどちらでも結果は変わらなかったのではないか、と感じた。
あとは「オレ・ワタシがうかる・落ちる」にこだわっただけのことに思えた。

今年の夏は「特別(特権?)」がなくなったことが象徴的か…。
高校野球(甲子園)では、初出場や久々の出場が多く、番狂わせもあった。
野球特待生への「敬遠」が結果をもたらしたと思えるし、
地盤・看板・カバンも、結局は「敬遠」というより「忌避」された。

相手がどうこう、というより初めて選ぶ方が
「選ばなきゃいけない」と感じたのではなかろうか。
ここにいたってようやく、というのは、冷静に考えるとそれだけ今までが
「安楽」であったことの証左でもあるまいか。勿論、その「安楽」とは、
必死になって守り・蹴散らし・しがみついていたものかもしれないが…

いつもそこには「約束」がある。守る・やぶるは人の常。
する・されるという対置から、互いに目をそらさないことが
これからはもっと大切になるだろう。

8月30日は、姪っ子の5歳の誕生日だった。
仕事帰りの雨の中、おめでとう、のメッセージを伝えようとしたら、
もう寝てしまった、とのこと。
母親である姉からは、今度、おいしいケーキを買って、とのこと。
このブログにも書いたでしょ、とクギを刺される。
そうか、「キンギョ」か…。
やはり、こういう約束が一番大事だ。