花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想 番外編 鬼も懲りないのか

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年中行事とは、要は同じ事を繰り返すものだ。
例えば、節分であれば、鬼に節分豆をぶつけるのは当たり前になっているが、
いい加減、鬼も何百年もやれば懲りるんじゃないか、と思ったりする。

そう、懲りないつながりになるのだが、遅い昼飯(夕方)で、
またエア・ポケットに入り込む。むう、店がない…。
そんなときには、宇都宮餃子の「勝九。」が最後の砦。
店頭には、鶏しょうが焼き定食が書いてあったので入る。

店の壁際の棚には、餃子よりも脂の沁み込んだマンガ雑誌がある。
やはり、業務用の鉄板でなく、フライパンで全てことを済ます。餃子も。
味噌汁は、小さなビニール袋から開けていた。インスタントか…。
しかし、普通に美味い。リアルな家庭の味。
ご飯は、懲りずに大盛りを頼んでしまった。リアルな大盛り。

節分の鬼なみに学習能力がないことを痛感。
しかし、満足の完食。
店を出たら、背広にも、お店の脂の匂いが沁み込んでいた。

きっとこれからも懲りないのだと思う。