花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想 番外編 不磨の大典か、不動の四番か サッポロ一番イタリア風バジルレモン味

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カップラーメンの種類の拡大は、とどまるところをしらない。
不思議なことに、名店を自称するカップめんは、
その店自体の味をしらないのに、
つい手が伸びてしまう。

しかしながら、許容できる(つまりは待てる)時間は、3分。
4分でじれったくなり、5分は論外。
ラーメン汁を避け、最近では買うことが少なくなった。

しかしながら、自宅での手軽な食材としての
インスタントラーメンの位置は変わらない。
ほとんどがサッポロ一番になるのだが、
大抵は2袋、玉子イン、最後はごはんインの流れ。

最近、イタリア風バジルレモン味なるものがあった。
まず、商品名にサッポロとイタリアが混在しているのがチーン!と思った(笑)。
やや警戒気味に1袋にし、玉子インは避けた。

スープの風味は、たしかに酸味が加わり、ソーセージでもあれば美味そう、
といった印象だが、めんそのものは、変わっていなかった。

思うに、変えるものの何か、というものは、
えてして周辺であり、2番手以下、ということになる。
つまるところ、インスタントラーメンの中心は、めんであり、
それを変えること自体は、看板の架け替えにひとしい冒険なのだな、と感じた。

まあ、思ってみればサッポロ一番でも、
味噌・醤油・塩・とんこつといったラインナップがあるものの、
それらを繋ぎとめるのは、確かにあの乾麺であり、
それがある種のレゾン・デートルとなっているのだろう。

だから、味のバリエーションがいくつあっても、冒険とまでいかず、
いつもの道の寄り道・回り道程度の安堵感とともに歩むのだろう。
意を決して、ごはんインに挑戦。 食べられなくはないが、微妙…。