花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想 番外編 芋は芋 伊佐美

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土曜出勤の帰宅後、母親がかぁー、かぁーと
気持ちよく寝ているのをみて、「しまった!」と思った。

案の定、自室に置いていた芋焼酎伊佐美」を飲まれてしまった。
姉夫婦が来た時に開けようか、と話はしていたが、
開栓時のほんわかした芋の匂いを嗅ぐことができなかった…。orz

霜月となり、そろそろ帰路も寒くなった。
そんな時は、お湯割りで暖を取る。
最近の芋焼酎は、人気が出たせいか、
都会に迎合した、あまり臭わない、口当たりの良い物が多い。
伊佐美はきっちりと敷居が高く、
芋独特の匂い(人によっては臭いというだろう)がある。
そしてガッツリとした味わいを楽しみつつ、
胃の隅々に焼酎の刺激が染み渡る。
どてら(ちゃんちゃんこ)が恋しい。