花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想(206) 頑張れCD、と言いたいが…

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久々にCDを買う。
そういった人は最近増えたんじゃないだろうか。
タワーレコード新宿店に行き、酒井俊の新発売CD2枚、
代官山への宿題で、Macy Gray(メイシー・グレイ)のCDを買う。
ベスト盤ながら、なんと990円だった。

しかしながら、代官山の宿題、不正解orz。
リベンジには数年かかるだろう。

気を取り直し、中目黒まで歩く。
駅前にTSUTAYAがあったので、以前から気になっていた
スーパーベスト盤を探す。
狙っていたのは、かぐや姫と風。こちらも990円だった。
旧盤として、DVDは500円、CDは990円の時代なのか…。
伊勢正三の曲を聴きたかったが、なぜかどちらにも
なごり雪」はない。残念。

しかし、こちらのベスト盤、いかにも雑把な作りが気になる。
値段がゆえのことなのかどうか分からないが、
作り手の意図が見えないというか…。

なぜかワクワク感がない。

先日、宇多田ヒカルが、自分の意に沿わないベスト盤について
買わない?ようブログかツイッターで書いて物議を醸したが、
要は、ベストなのか「標本」なのか、ということではないか。

時代が便利になるにつれ、本・雑誌・新聞・CD・DVDなどの
「固形メディア」(個人的な造語だが、もう、そう言っていいだろう)が
消えゆく運命にあるが、それはもしかしたら
作っているものが面白くないことで、拍車がかかるような気がする。
逆に、良い物はのこるのではないかなあ、と思う。