花鳥風月記

流れる水に文字を書く

筆致俳句 (36)

消費税 そのひとこえが いちを割る


ふと思う。反対をしても、消費税って簡単に上がってしまうのだなあ、と。
議員さんが気にしているのは、勿論、国民生活であってほしいのだが、
次の選挙という「保身」の色合いが見え隠れする。

おそらく消費税が10%(1割)となったとしても、
政治家が生活に困ることはないだろう。
いや、困ると言えば、下々のその生活苦が、次回の選挙にどう悪影響になるか。
だからこそ、政治家は同じことを、みんなでやろうとするのだな。

確かに大悪は小悪よりも悪どい。
しかし、大悪よりも、もっとえげつなく 悪どく
事をなすのは、きっと小悪なのかもしれない。

なんかそんな歴史が繰り返されている。