花鳥風月記

流れる水に文字を書く

松岡修造 『修造思考!』

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以前、テレビを見ていたら、この本の特集が組まれていた。
「寝るときは、ひつじを数えずに寿司屋(高級)に行ったことを考える」
「寿司屋では、真剣勝負。尻の穴も絞めて味わう」など
何かトンデモ本のような紹介のようだった。

気になって買って読んでみたが、
それなりの理由があるのは分かった。

ひつじよりも寿司、というのは、きっと彼自身が
リアルなイメージを求めたからだろう。
リアルなイメージだと、ひつじよりも寿司の方がイメージしやすい。

つまりリアリストでゲンキンなのだろう、と。

細かいつっこみは置いといて、リラックスして読める。
読書は消費であるとわかるような本。
だからこそだろうか、巻末に滅多にお目にかかれない
複製は出版社の文書による許可がないと云々、という記述があった。

アスリート、そしてその後の身の立て方は、
やはりリアリストでゲンキンであることが必要なのだろう。

彼のゾーンに対しての記述があり、
レギュラー番組の「報道ステーション」でも
レスリングの吉田沙保里に持論を展開していたが、
あっさりと覆されていた。

そこでは世界ランキング1位と46位の違い、と言っていたが、
吉田のナイスタックルに快哉を叫んだ。(笑)