花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想 番外編 石巻でがれきを見た。

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朝、日和山という小高い丘から、石巻を一望する。
パネルが設置してあり、津波の傷痕がつくづくも明らかとなる。
遠くにがれきの山も見え、近くまで車で連れていってもらった。
ある地点を境に風景が一変する。
今では雑草が生い茂り、少しは色づいているが、
2階建ての1階がまだ直せない家もある。
どうやら、それは修理ができない区域でもあるようだ。
友人の実家へ行く。
お父さん、お母さんも喜んで頂いた。
お昼をご馳走になりながら、当時の状況を写真と一緒に教えてもらった。
奇妙なことだが、当時の概況は全く知らなかった、とのこと。
確かに津波で生活が分断されていたのだから、仕方ない。
ただ、新聞等では知り得ない、近所の方々の運命や奇跡を知ることができた。
友人の家も津波が押し寄せながらも、何とか早めの復興に近づけたようだ。
元気な姿を見て、本当に良かった。