地元の出版社
荒蝦夷（あらえみし）から刊行。
『
夜の国のクーパー』（こちらは未読）に合わせて置いてあった。
小さい出版社が故に、発売のタイミングを見ていたのかもしれない。
あまりエッセイを書かない伊坂だが、
読んでみると、彼自身の「気の小ささ（笑）」が浮き彫りになって面白い。
また決して驕らない性分であることが伺える。
震災に対しても、文として出すことを極力控えていたようだが、
この本を読んでみると、ごく一般の市民としての謙虚さも感じた。
しかし、描き下ろしの短編「ブック
モビール」では
いつもの面白さがあった。
苦手らしいが、エッセイも頑張って書いてほしい。面白いから（笑）。
