花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想(289) 閉鎖の隙間から

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東急線の渋谷駅が地下に移ってから
地上に残ったかまぼこ屋根の駅舎は
しばらくビアホールやイベントスペースに使われていたようだ。
5月6日まで利用でき、最終日は、線路まで降りて楽しめた、とのこと。
それがきっとGWの思い出に刻まれたのだろうなあ、と。

7日に近くを通る。こういったイベント事は、いつもタイミングが悪い。
閉鎖となり、衝立と警備員が残った駅舎を隙間から覗いてみる。

まだ、そこに電車が入ってきてもおかしくない雰囲気。
時計も正確に動いている。
しかし、無造作に放置される台車が
その終焉という宿命を物語っているなあ、と感じた。

ヒカリエに寄って、新しい改札まで行ってみた。
そこから渋谷の地上に出たが、確かに言われる通り、遠い。

おまけに階段・エスカレーターともに狭く・急な感じだった。
何かあったら、絶対にけが人が出るだろうなあ、と感じた。

もしかしたら、駅の改築の過程上のことかもしれないが…。