花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想 番外編 竹乃家@高田馬場

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高田馬場にあって、やぶ福がなくなった後、
蕎麦屋の老舗は、竹乃家だけとなった。

新興の、(といっても他店も5年くらいは経つ)
同業店とはやはり立ち位置が違う感じだ。

食欲がない日に行ってみた。
基本、大ざる。750円。
ガッツリ食べたい時は、「大ざる」に「ざる」ということもやっていたが、
ま、そんな歳でもなくなったな…。

老舗ならではの細い麺と、うずらの卵が付く。
繊細に刻まれたネギは、やはり違う。
江戸ならではの、醤油の濃いしょっぱめのつゆにくぐらせ、
勢いよくすする。

完食まで、ものの数分。
それから、そば湯。淹れたてで熱い。
かき混ぜて入れると、葛湯にちかい飲みごたえ。
さっきまでしょっぱいと思っていたつゆが
うずらの卵が加わって、なんとも滋味豊かな味となる。
そばをすするよりも、そば湯をすする方が時間がかかったような…(笑)。