花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想 番外編 東京の中心で立ち食いそばをすする@大手町 めとろ庵

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東京のど真ん中に立ち食いそばはある。
東西線の大手町から、改札を出て千代田線に向かう道すがらにある。

東京駅の改良によって、大手町までも変わっていく。
サンケイビルや、讀賣新聞ビルも建て替わって
地下道もきれいになった。

そんな風景になると、昔ながらの店舗も
だんだんと姿を消してゆくのではないか、
と不安になる。

この「めとろ庵」も、近くまで改装の手が伸びている。
いとも簡単に、閉店や移転なんかがありそうな感じだ。
いつ何時、ということもあって、入ってみる。

初手で必ず頼むのは、ちくわ天そば。
関東独特の濃いめのつゆに、そばが揺蕩(たゆた)う
そばの歯応えはもっと欲しいところだが、
食べやすいといえば、そうなるだろう。

どの客も滞在時間は10分に満たないのではなかろうか。
東京の中心、そして地下道で、その刹那の間に、
そば啜りのハーモニーが織りなす…。