花鳥風月記

流れる水に文字を書く

日本国憲法百景・再び (81)

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適合


「選挙は民主主義の祭り」と
かつて早大教授の故・内田満は『政治の品位』という本の中で述べていた。
先日の大阪市長選挙は、橋下徹のひとり舞台となった。
自身が主張する大阪都構想が進まないことに対しての戦術として、
「出直し選挙」をして勝ったら「民意を得た」ことにして
世論を巻き込もうという算段であるようであった。

しかし他党からは「大義なし」と本格的な候補者も出ず、
結果的にはお手盛り感と徒労感が滲み出たモノになったようだ。
選挙によって公費は6億3千万円くらい使われたようだ。
まさに「行政のムダ」の手本となったようだ。

得票数が過去最多と嘯(うそぶ)く中、投票率は23.59%で、
前回の60.92%を大幅に下回って、史上最低の数字となった。
市民の眼は、国政にかまけて市政に勤しまない姿や
強引な手法に対し、そろそろアレルギー反応が出ているのだろう。

やはり「祭り」はみんなで楽しまないと。
「祭り」の盛り上げ方を北島三郎から学ぶべきではなかろうか(笑)。


第八十一条 最高裁判所は、一切の法律、命令、規則又は処分が憲法
適合するかしないかを決定する権限を有する終審裁判所である。