花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想 番外編 ジャックと豆の木@東中野

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映画を見る前に時間があったので、
良さげな喫茶店に入る。

再開発が進む中、
東中野のある部分は昭和の雰囲気が残されている。
ここもその一つ。

カウンターが7席くらいと、テーブルで
合わせて10席あるかないかの広さ。
何といっても、目を引いたのが、
サイフォン式のコーヒー。
ああ、昔、うちにもあったなあ…。

店主に聞いたら、脱サラして
1976年に始めて40年弱、とのこと。
まさにその時の雰囲気のまま…。
あ~、もうたまらないなあ…。

コーヒーを注文。何と380円。
とにかく美味い。そして優しい口当たりのコーヒー。

他のお客さんが来るまで、しばし店主と話しをする。
ちょうどこの場所が、駅のホームと高さが一緒とのこと。
確かに市ヶ谷・四谷は「谷」だし、他は高架になっている。
昔の黄色い電車もオレンジの電車も鉄製だから、
電車の音がうるさかったそうで…。
今はアルミ車体なので、緩和されている、とのこと。

確かに水平に見える駅のホームをぼんやり見ると、
何となく時間が過ぎていく。
40年経っても、あまり変わらない風景がそこにはあった。

「昭和記憶遺産」だな…。