花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想 番外編 久々の東京タワー

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内幸町に用事があったので、東京タワーまで足を延ばした。
随分と久しぶりのような気がする。
三田線芝公園から降りて、ああ、結構歩くな、と…。
増上寺を回り込むような感じ。
急坂を上る横には渓流のような場所も残る。
この辺が要塞のような東京スカイツリーとは違うところ。

一番上の展望台は改修中とのことで、大展望台だけ行く。900円。
平日午後とあって、人はまばらですぐに行けた。

地上150メートルの風景。
ある程度高くなると、それ以上の高さを感じなくなるが、
それでも、子供の頃に感じた「高さ」ではなかった…。
東京タワーは展望台をのぞき込むと支柱が見える。
2周ほどして、階下に移る。
上階と下階だけで、見える風景がだいぶ違った。
何かの錯覚かもしれない。ここのカフェで昼食をとる。
通路に面してカウンターもあるが、そこに座るのは恥ずかしいので、
少し後ろの柱の陰に陣取る。

9連休中のせめてもの観光なので、照り焼きチキンのサンドに
ビールを飲んだ。とりあえず千円でおつりがくるのは良心的。

その後、エレベーターを降り、商業施設へ。
ここでは東京タワーたい焼きを食べる。
小倉あん、カスタード、抹茶があるが、小倉あんにする。
先端の鉄塔はプリッツらしきものを刺している。
端っこのカリカリ感がよかった。

流行りは色々盛り込まれているのだろうが、
やはり「昭和」を感じる。小学生向けのお土産コーナーが駄菓子屋のようだった…。
漫画「ワンピース」コーナーが結構あったが、
「昭和遺産」はぜひ残してほしい…。