花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想 番外編 城の眼@高松

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

翌朝、強めの雨の中所用で市内を回る。
慣れないバスを乗り継いだが、
途中あらぬ方向に進みそうになり、慌てて乗り換える。

午前中には終わり、車窓で目についた喫茶店
歩いていく。

外観も趣があるが、店内も特徴的。
昔ながらの低いテーブルセットに
天井は緩やかなカーブを付けた天窓と採光窓がある。
壁は3面とも趣の違う石で内装されていた。
サラリーマンがたばこをくゆらせて談笑する。

手作りケーキのセットを注文したら、売り切れとのことで、
ジャムトーストセットにする。
8枚切りらしき食パンが2枚分。
半分に切ってイチゴジャムとマーマーレードが
控えめに盛られていた。
下に重なるトーストはバターかマーガリンが付いているだけ。
迷わずコーヒーシュガーをまぶす。
そういえば子供の頃、親と行った時にそうしたなあ、と
記憶が蘇った。砂糖は甘味を貪るものと思い出した。

お代は750円だった。
ホールで給仕をしていた大女将がニヤニヤしていた。
昔の子供を見ているような感じだったかもしれない。
少し恥ずかしくなった…。