花鳥風月記

流れる水に文字を書く

愚短想 番外編 カレーハウス ピヨ@川崎アゼリア

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今から四半世紀前に川崎で仕事をしていた。
今や往時の面影が少なくなっているのを、先月の再訪で感じた。

今回は「懐かしい味」でもあるピヨのなすびカレーを食べた。
値段は50円くらい上がったかもしれない。

何度か改装したのだろう、店の感じがだいぶオシャレになっていた。
アゼリア地下街も、昔の田舎臭さがなくなっている。
田舎臭さに加え、小便や饐えた臭いもあったが、
すっかり消し去り、柔和な明るさとなっていた。
間接照明も多いし…。

カウンターの席の狭さが変わらないくらいか。
カレー皿は楕円形から大皿に変わっていた。
カレールウの上になすが並び、チーズか何かのホワイトソースが
かかっていたものは、オシャレな普通のカレーとなった。

女性客も多かった。
昔の庶民的カレー屋は
ありふれた「オシャレなカレー屋」に変わった。
それが少しさみしい…。